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ジェラルド・ウェイはロサンゼルスで開催されたコミコンのイベントに出席して、かつて最初に所属していたバンドを追い出された体験を明かしている。

マイ・ケミカル・ロマンスの元フロントマンであるジェラルド・ウェイは「ギターがものすごく下手だった」ことが原因で学生時代に組んでいたバンドから追い出されてしまったと語っている。

ジェラルド・ウェイは次のように語っている。「僕はオリジナルの楽曲をやりたかったんだけど、他の人たちはカヴァーをやりたがっていてね……追い出されてしまったのは、僕が(レーナード・スキナードの)“Sweet Home Alabama”を弾けなかったのが理由なんだ」

ジェラルド・ウェイは続けて、バンドを追い出された経験が執筆や絵画により真剣に取り組むきっかけになったとして、15歳の時に初めてのコミックブックを出版することに繋がったと語っている。

同じトーク・セッションの中で、ジェラルド・ウェイはニック・ケイヴが初期のマイ・ケミカル・ロマンスに影響を与えていたことも明かして次のように語っている。「僕らは自分たちが好きなあらゆる要素を少しずつ入れ込もうとしていたんだ。力強くて速いパンクを取り入れながら、それでいてメタルでもあって、歌詞はストーリーテリングなものにしてっていう具合にね」とジェラルド・ウェイは説明している

「僕はニック・ケイヴが大好きだったんだけど、彼はストーリーテラーなわけでね。当時のロック・ミュージックにはストーリーテリングの要素があまり見受けられなくて、交際関係だったり、ボーイフレンドやガールフレンドについてのものがほとんどだったんだ。人との関係について歌われてはいたけど、誰1人としてコンセプチュアルなものはやっていなかったし、物語を伝えていたような人もいなかったんだ

「当時のポップパンクは高校時代の経験についてだったり、彼氏彼女のことについて歌ったものだったんだよ。僕は音楽で世界観を構築したいと思っていて、それで僕らはゴシックの要素を持ち出したり、ヴァンパイアを持ち出したりしながら自分たちを構築していったんだ」

マイ・ケミカル・ロマンスはキャリアを通じて4枚のスタジオ・アルバムをリリースしており、バンドは最後となるスタジオ・アルバム『デンジャー・デイズ』を2010年にリリースした後の2013年に解散している。

最近になってマイ・ケミカル・ロマンスは再結成するのではないかとする噂が浮上しているものの、ジェラルド・ウェイやギタリストのフランク・アイエロは共にこれを否定している。フランク・アイエロは先日、再結成の噂が浮上する発端となったジョー・ジョナスの発言を否定して、彼を揶揄する動画も投稿している。

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