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メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒはリハビリに専念することを発表したジェイムズ・ヘットフィールドにメッセージを寄せている。

メタリカはそれに伴ってツアーを延期することを発表しており、次のように述べている。「とても残念なことに、オーストラリアやニュージーランドでのツアーの延期を余儀なくされてしまったことをファンや友人のみんなに伝えなければならないんだ」

「君たちの多くも知っているかもしれないけど、俺たちの兄弟であるジェイムズはここ数年の間に、依存症の克服と再発を繰り返してきたんだ。残念ながら、ジェイムズはもう一度回復に向けて取り組むために、再び治療プログラムを受ける必要が出てきてしまったんだよ」

ラーズ・ウルリッヒはこの発表を受けてジェイムズ・ヘットフィールドと2人で撮影した写真をインスタグラムに投稿しており、一言「俺の兄弟のことについて考えている……愛を送るよ」と添えている。

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Thinking about my brother. ….sending love.

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メタリカは10月17日にオーストリアのパースからツアーをスタートさせ、11月2日にニュージーランドのオークランドで行う公演で最終日を迎える予定となっていた。

メタリカはオーストラリア/ニュージーランド・ツアーの全日程を延期することが発表されており、対象となる公演のチケットは全額返金されることも明らかになっている。

ジェイムズ・ヘットフィールドは2017年にポッドキャスト「ザ・ジョー・ ローガン・エクスペリエンス」に出演して、当時、アルコールや薬を断って15年目を迎えたことを明かしていた。

「恐れこそが俺にとっての大きなモチベーションだったんだ」とジェイムズ・ヘットフィールドは語っている。「俺が最も恐れていたのは、家族を失うことだった。一番気分が塞がれたのはその時だね。ツアーでの振る舞いを家にも持ち込んで、家族が離れてしまうことを恐れていたんだ。妻に家を追い出されて、どこかで1人で過ごしたこともあった。そんなことは望んでいなかったのにさ。それは俺の出自とも関連していると言えるかもしれない。俺の家族は、俺がまだ小さい時に半ば分裂してしまったんだ。父親が去り、母親が亡くなって、俺は兄弟と生活しなければいけなかった。俺の大切なものはどこへ行った?という感じでね。それが流されてしまったような気がしていて、もうそんなことは起きてほしくないんだ。何が起きようと、俺たちはこうしたものについて言及し続けるつもりだし、それを機能させていくつもりだよ」

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