デーモン・アルバーンは「ザ・ニアラー・ザ・ファウンテン、モア・ピュア・ザ・ストリーム・フローズ」と題された新たなプロジェクトの詳細を発表して、同プロジェクトとしてツアーを行うことが明らかになっている。
ブラーやゴリラズのフロントマンであるデーモン・アルバーンによるこの新たなプロジェクトは、アイスランドの景観にインスピレーションを得たものだとのことで、アイスランド出身の映像作家による大掛かりなヴィジュアルとオーケストラのアンサンブルと共にツアーを来年5月に行うことが決定している。2020年5月26日にはロンドンのバービカン・センターで公演を行うことが発表されており、この公演には指揮者のアンドレ・デ・リッダーが出演する。
「真夜中に太陽を見ることのできるアイスランドは、氷河や火山、温泉、山々、素晴らしい岬という豊潤な自然美に囲まれたユニークな国です」と概要では述べられている。「北アメリカ大陸とユーラシア大陸のプレートが出会う、二つの大陸に跨った場所にあります。時間の経過や自然の儚さの兆候以上に魅力的なものなどあるでしょうか?」
「30年近くの間、アイスランドを頻繁に訪れてきたデーモン・アルバーンによるこの新たなプロジェクトは、オーケストラのアンサンブルや電子音、ヴォーカル、ピアノを組み合わせた、とてもパーソナルな音楽を演奏するためのものです。プロジェクトのタイトルはジョン・クレアの詩作『ラヴ・アンド・メモリー(原題)』から取られています」
発表されたツアー日程は以下の通り。
MAY
17-18: Brussels, (Bozar)
20: Budapest, (Mupa)
21: Eindhoven, (Muziekgebouw)
23-24: Paris, (Philharmonie)
25: Lyon, (Auditorium – Orchestre National de Lyon)
26: London, (Barbican)
27: Nantes, (Cité des Congrès)
29: Luxembourg, (Philharmonie)
31 – June 1: Dublin, (National Concert Hall)
デーモン・アルバーンは今年8月、ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンとして最後の公演を行ったことを示唆している。
デーモン・アルバーン、ザ・クラッシュのポール・シムノン、ザ・ヴァーヴのサイモン・トング、ドラマーのトニー・アレンからなるスーパーグループであるザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンは昨年11月にセカンド・アルバム『メリー・ランド』をリリースしている。
「これは僕たちの最後のライヴなんだ」とデーモン・アルバーンは現地時間8月16日にザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンとして出演したオランダのローランズ・フェスティバルで観客に伝えている。「これは最後のライヴなんだよ。これが終わったらいなくなるよ。おしまいさ」
ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンはこの日の公演に先駆け、公式ツイッターで次のように述べていた。「旅の終わりだよ! 今夜のローランズ・フェスティバルがフィナーレだ。一緒にいてくれるのは誰かな?」
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