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メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒはバンドが引退する可能性に言及して、今後20年はツアーを続けられるはずだと語っている。

ラーズ・ウルリッヒは『ポールスター』誌のインタヴューに応じて、ライヴを行うことができなくなるほど身体の調子が悪くなるまでは、バンドとしてレコーディングやツアー活動を続ける予定だと語っている。

今年の12月で56歳の誕生日を迎えるラーズ・ウルリッヒは2016年の後半から行っている「ワールドワイアード」ツアーに言及して、バンドとしての今後について語っている。

「人々から『ツアーはどのくらい続けますか?』ということを訊かれるんだけどさ。70代の前半か中盤まで続けて、その後もツアー生命を縮めるような身体的な病気にならない限りは続けるんじゃないかな」とラーズ・ウルリッヒは語っている。「幸運を祈ることにしよう」

インタヴュアーからバンドがそのような長期にわたって関係性を維持させることができるのかと訊かれると、ラーズ・ウルリッヒは次のように応じている。「間違いなく確信しているのが、俺たちが76歳になったとしても、精神面に関しては演奏したり自分たちを機能させたりすることは問題ないはずだということでね」とラーズ・ウルリッヒは答えている。「音楽を演奏したい気持ちだったり、お互いやファンとの繋がりを望む気持ち、メタリカの音楽をやりたいという気持ちは、間違いなく保っていられると思うよ」

「ただ、癇癪を起こさずにやれるかという点については当然、別にしてだけどね。ある程度の口論は俺たちの仕事の一部だからね。けど、そうした側面については心配していないんだ。俺たちはこれからも気持ちを持ち続けるはずだよ」

ラーズ・ウルリッヒは次のように続けている。「音楽を演奏することで俺たちは生き続けられるんだよ。言うまでもなく、身体面については未知数だけどさ。そういうわけで、どんな未来になっているかだったり、そこまでの道のりがどんなものになっているのかは誰にも分からないんだ」

「まだ自分たちの身体のタンクに数年分が残っていることを願っているよ。さっきも言ったように、今はメンタル面に関しての心配はないからね」

ラーズ・ウルリッヒのコメントは、メタリカのフロントマンであるジェイムズ・ヘットフィールドが2015年に行った発言と同様のものとなっている。

「ミュージシャンというのは引退しないものなんだ」と当時ジェイムズ・ヘットフィールドは語っている。「ただ、人気が落ちるっていうだけなんだよ。人々は引退したと思うのかもしれないけど、それは違うんだ。俺はまだ曲を書いているし、このことは俺の一部だからね。これこそが、俺がこの地球でやっていることなわけでさ。だからこそ、ここまで来られたんだって俺は信じているよ。もし曲を書くのを止めたら、俺の一部が死ぬことになる。引退は絶対にないね。身体的な限界がくるまで、俺たちは自分たちのやるべきことをやり続けるよ」

メタリカは『S&M〜シンフォニー&メタリカ』の20周年を記念した公演が、『メタリカ&サンフランシスコ交響楽団:S&M²』として10月9日に日本で劇場公開されることが決定している。

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