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カサビアンのギタリストであるサージ・ピッツォーノは『NME』との新たなインタヴューで通算7作目となるバンドのニュー・アルバムについて語っている。

ギタリストでソングライターのサージ・ピッツォーノはソロ・プロジェクトであるザ・S.L.P.として、スロータイやリトル・シムズが参加したセルフタイトルのデビュー作を今週8月30日にリリースすることが決定している。同作の日本盤は9月4日にリリースされる。

サージ・ピッツォーノはザ・S.L.P.としてのデビュー作について語った『NME』とのインタヴューの中で、同作がカサビアンとしての2017年発表の前作『フォー・クライング・ アウト・ラウド』に続くニュー・アルバムに与えた影響についても言及している。「(カサビアンとしての新作には)もう取り組み始めていて、既に少しずつ出来上がっているものもあるんだ。(ザ・S.L.P.の)アルバムがなかったら生まれなかったものだと思っているよ」とサージ・ピッツォーノは語っている。「既に車輪は回り始めているんだ。絶滅した音楽という感じかな」

サージ・ピッツォーノはまた、ザ・S.L.P.としてのアルバムに取り組んだことでカサビアンの作品に取り組む姿勢が「リセットされた」ような気がしているとして次のように語っている。「(カサビアンとしての)次のチャプターはバンドにとって楽しみなものになるんじゃないかな。というのも、僕としては地球を宇宙から見ることができたような気分になっていてね。立ち返って見ることができたんだよ。バンドの次の方向性に向けて、まったく新しい視点が得られたんだ。どこまで行けるか試してみるよ」

カサビアンの将来についてはどう見ているかと訊かれると、サージ・ピッツォーノは次のように答えている。「同じことが言えるよ。あともう一息という感じだね。この前、ノエル(・ギャラガー)と話した時に、フランシス・ベーコンの引用だったのかもしれないけど、『神経系に向かっていけ』って言われたんだ」

カサビアンは先日、レコーディング・スタジオで撮った写真を公開して、ニュー・アルバムの制作に取り組んでいることを明かしていた。カサビアンは黒いペンで「バーベキューに火を点ける。ギターをチューニングする。アルバム 7」と書かれた拳の写真をバンドのツイッターに投稿している。

一方、サージ・ピッツォーノはザ・S.L.P.として今年9月にUKを含むヨーロッパ・ツアーに乗り出す予定となっている。

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