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ブラーは名作『パークライフ』が今年でリリースから25周年を迎えたことを記念して、ヴィンテージ・デザインのマーチャンダイズの発売やこれまで未公開だった『ライブ・アット・ザ・BBC』の音源をリリースすることが発表されている。

1994年にリリースされたブラーの代表作である『パークライフ』は1990年代やブリットポップのシーンを決定づけたアルバムの1枚としての評価を確立している。

ブラーが所属するレーベルのパーロフォンは現地時間7月18日、25周年を記念した『パークライフ』期のマーチャンダイズと共に、当時BBCラジオ1で収録された『ライブ・アット・ザ・BBC』の音源を8月2日にリリースすることを発表している。

今回、発売されるマーチャンダイズは1990年代に販売されていたオリジナルのデザインに基づいたものとなっており、サッカークラブをイメージした「ブラーFC」や、『パークライフ』の象徴的なドッグレースのロゴがついたアイテムなどが発売される。

マーチャンダイズについての詳細はこちらから。

http://bbcparklife.blur.co.uk

『ライブ・アット・ザ・BBC』の音源は1994年4月25日に『パークライフ』がリリースされるより1ヶ月前の3月7日にマンチェスターでレコーディングされている。

『ライブ・アット・ザ・BBC』にはマーク・ラドクリフが司会を務めた番組でレコーディングされたセッションより、“Girls & Boys”、“Jubilee”、“Trouble In The Message Centre”、“Lot 105”の4曲が収録されている。『ライブ・アット・ザ・BBC』は8月2日に10インチのアナログ盤でリリースされるほか、各種ストリーミング・サービスでも配信される。

ブラーのフロントマンであるデーモン・アルバーンは先日、主にEU離脱をめぐる国内の情勢を理由に、『パークライフ』の25周年を記念した一連の公演のオファーを断ったことを明かしている。

デーモン・アルバーンは『メトロ』誌とのインタヴューに応じて、記念公演のオファーはあったのかという質問に次のように答えている。「うん、オファーはあったよ。状況がポジティヴなら、やりたいと思ったけどね」

「例えば、(EUからの離脱の是非を問う)2度目の国民投票が行われることになったとしたら、喜んでアルバムを演奏するよ。祝福と、英国人気質が政治的でなかった時代を自分たちに思い出させるっていう目的を兼ねてね」

「どちらかと言うと、僕たちの音楽やカルチャーの問題だったんだ」とデーモン・アルバーンは語っている。「ちょっと繊細なものだからね、それは間違いないんだけどさ。だけど、面白い側面も持ち合わせていて、それがユーモアを与えてくれてもいたわけでね。だから、アルバムを演奏すること自体には反対していないんだ。ただ、単にお金のためだけだって感じたら、やりたくはないけどね」

一方で、ブラーは3月29日にレイトンストーンで行われたデーモン・アルバーンのアフリカ・エクスプレスによる「ザ・サーカス」の公演でサプライズのライヴを行っている。

ロンドンのカルチャー区としてウォルサム・フォレスト区が初めて表彰されるのを記念して行われたこの日の公演で、デーモン・アルバーンはグレアム・コクソン、デイヴ・ロウントゥリー、アレックス・ジェームスと共に“Clover Over Dover”、“Tender”、“Song 2”の3曲を披露している。

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