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ザ・ビートルズを知らない世界を描いた映画『イエスタデイ』で監督を務めるダニー・ボイルは本作にゲスト出演しているエド・シーランに言及して、彼についてゲスト出演してもらうアーティストの第一候補ではなかったことを明かしている。

『トレインスポッティング』や『スラムドッグ$ミリオネア』で知られるダニー・ボイルが監督を務め、『ラブ・アクチュアリー』や『ノッティングヒルの恋人』で知られるリチャード・カーティスが脚本を手掛けた映画『イエスタデイ』は、ヒメーシュ・パテル演じる主人公のジャック・マリク以外はザ・ビートルズの存在を知らないという世界を描いた作品で、10月11日に日本公開されることが決定している。

エド・シーランは本作に本人役として出演しており、ジャック・マリクが歌う“In My Life”をテレビで聴いて自身のサポート・アクトにジャック・マリクを招くというシーンが描かれている。

しかしながら、ダニー・ボイルによればエド・シーランは映画にゲスト出演してもらうアーティストの第一候補ではなかったようで、彼は『NME』に対してコールドプレイのフロントマンであるクリス・マーティンに最初にオファーを出していたことを明かしている。

「エドはふてくされたように僕らをからかってきたんだ。最初にクリス・マーティンにオファーをしていたことは彼にバレてね。彼は僕たちにそのことを忘れさせてくれなかったんだよ」とダニー・ボイルは語っている。「それから、2番目にハリー・スタイルズにオファーしたことについても責められたね。まあ、それは事実ではないんだけどさ。クリス・マーティンに最初にオファーしたのは事実で、それでエドはふてくされたように僕らをからかってきたんだ。でも、エドは最善を尽くしてくれたよ」

ダニー・ボイルはエド・シーランについて、撮影中に自分たちをからかってきたもののユーモアのセンスはいいものを持っていたとして、次のように語っている。「彼は素晴らしいユーモアのセンスの持ち主なんだ。そうであってくれてよかったよ。そうじゃなかったから、さぞかし不快だったろうからね」とダニー・ボイルは冗談ながらに語っている。一方で、主演を務めるヒメーシュ・パテルもエド・シーランに賛辞を寄せており、彼について「楽しく」て「一緒に仕事のしやすい人」だったと述べている。

ダニー・ボイルはまた、リンゴ・スターやジョージ・ハリスンの妻であるオリヴィア・ハリスンから映画を称賛されたことも明かしている。ダニー・ボイルはポール・マッカートニーにはまだ完成品を観てもらえていないとした上で、トレイラー映像を観た感想は送られてきたと語っている。

「音楽を使う許可をもらうために、コンセプトについて説明した手紙を彼らに書かなければいけなかったんだ。それから、礼儀として完成した映画も送ったよ」

「リンゴやジョージの奥さんであるオリヴィアからは嬉しい言葉をもらったよ。ポールはまだ観ていないと思うんだけど、トレイラー映像を観た後で『トレイラー映像はいい感じだね。驚いたよ!』っていうメッセージをもらったんだ」

一方、ダニー・ボイルは先日、2007年に公開された映画『28週後…』に続く、2002年の映画『28日後…』の3作目となる続編を制作していることを明かしている。

ダニー・ボイルは『インデペンデント』紙に対して『28日後…』の脚本を手がけたアレックス・ガーランドと共に続編の制作に乗り出していることを明かしている。

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