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マイケル・ジャクソンは元マネージャーが遺産管理団体を相手取って起こした裁判が開始し、彼の最後の日々が振り返られることになると報じられている。

トーメ・トーメは2008年からマイケル・ジャクソンと仕事をしていた人物で、彼はマイケル・ジャクソンの遺産管理団体に対して自身がマイケル・ジャクソンの世間的なイメージの回復を助け、彼が生前に計画していた50公演に及ぶロンドンのO2アリーナでの公演を発表するまでの手はずを整えたと主張している。

トーメ・トーメは2010年に初めてマイケル・ジャクソンの遺産管理団体を相手取って訴訟を起こしており、マイケル・ジャクソンの収入を一部を受け取る契約を彼と結んでいたと主張している。

トーメ・トーメが遺産管理団体を相手に最後に訴訟を起こしたのは2012年となっており、今回、現地時間5月14日についに法廷で当時の訴訟が争われることが明らかになっている。トーメ・トーメは遺産管理団体に対してマイケル・ジャクソンが亡くなった年に彼が受け取っていた収入の15%を手数料として自身に支払うことも求めている。

トーメ・トーメはまた数億ドルの興行収入を記録したO2アリーナ公演のリハーサルを撮影したドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の収益を分配される権利があるとも主張しているほか、ネヴァーランドの差し押さえを防ぐために融資を紹介したとして、その仲介手数料も求めている。

マイケル・ジャクソンの遺産管理団体はトーメ・トーメの主張に対して彼との契約はマイケル・ジャクソンの生前に終了していたと主張している。法廷では彼が主張する契約についてと、マイケル・ジャクソンとトーメ・トーメの基本的な関係性についての二つが争点になるとのことで、マイケル・ジャクソンの母親であるキャサリンや兄のジャーメインら著名な関係者たちも証言台に立つという。

裁判は現地時間5月14日にロサンゼルス高等裁判所で開始され、マーク・A・ヤングが裁判長を務めることが報じられている。

一方、マイケル・ジャクソンはドキュメンタリー番組『リーヴィング・ネヴァーランド(原題)』が放送されたことをきっかけに、過去の性的虐待疑惑が持ち上がっている。アメリカではHBOで、イギリスではチャンネル4で放送されたダン・リード監督による2部構成のこのドキュメンタリーは、マイケル・ジャクソンから幼少期に性的虐待を受けていたと訴える36歳のウェイド・ロブソンと41歳のジェームズ・セーフチャックの証言に焦点を当てたものとなっている。

『リーヴィング・ネヴァーランド』の放送を受け、世界各国のラジオ局でマイケル・ジャクソンの音楽の放送が自粛されるなどしている。また、マイケル・ジャクソンはブロードウェイで「ドント・ストップ・ティル・ユー・ゲット・イナフ」と題されたミュージカルの制作が進められており、ミュージカルの制作陣はドキュメンタリーの余波による影響はないとして、依然として制作を進めていく意向を明らかにしている。

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