GETTY

Photo: GETTY

セパルトゥラは「悪魔崇拝者」だとしてレバノンへの入国を拒否されたことが報じられており、ベイルートで予定されていた公演のキャンセルを余儀なくされている。

レバノンのプロモーターであるスカル・セッションが発表した声明によれば、セパルトゥラはレバノンの考案当局によってビザの発行を拒否されたという。スカル・セッションはバンドも「みなさんと同様に憤りや怒りを感じている」と述べている。

スカル・セッションは「ザ・ニュー・アラブ」に声明を発表して、バンドの書類に目を通した考案当局の担当者から「入国を禁止する文書」を受け取ったことを明かしている。

「基本的に私達に分かったのは、彼らは悪魔崇拝者だと見なされ、キリスト教を侮辱しているとされ、イスラエルで公演を行った過去があると考えられているということです。当然、そのすべてが事実とは異なるものです」

レバノンではイスラエルへの渡航履歴がある入国者を受け入れない方針となっているものの、スカル・セッションによれば、セパルトゥラにはイスラエルへの渡航歴がないという。

レバノン出身のメタル・ミュージシャンであるバッセム・ディアイブスは「ザ・ニュー・アラブ」にコメントを寄せて次のように述べている。「このような疑問が浮かばずにはいられません。つまり、レバノンの上層部は検閲によってあえてベイルートを地域における最も旅行者が少ない土地にした上で、ドバイを中東における文化や芸術の中心地にすることを手助けしようとしているのではないか、ということです」

セパルトゥラがこのようなトラブルに見舞われるのは今回が初めてではなく、2016年にも同様に「悪魔を崇拝している」という理由でエジプトのカイロでの公演が中止されている。

【独占配信】ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Good Night』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ