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ソニック・ユースの元メンバーであるキム・ゴードンが、小説家のブレット・イーストン・エリスとの対談の中でラナ・デル・レイについて意見を語っている。

キム・ゴードンはブレット・イーストン・エリスのポッドキャストに出演し、様々な話題について議論しており、なかには公開されなかった彼女の回想録についての情報も含まれている。

キム・ゴードンは2月に回想録『ガール・イン・ア・バンド』を出版している。初期の原稿の中には、ラナ・デル・レイが「フェミニズムが何なのかまったく分かっていない」という批判も含まれており、ラナ・デル・レイに対して「自殺」を促すような表現もあった。

その表現は次のようなものだった。「近頃、ラナ・デル・レイのような子がいるけれど、そういう人はフェミニズムが何なのかをまったく分かっていないし、女は自分のやりたいことを何でもできると思っている。彼女の世界ではそれが自暴自棄な態度を取ったり、気持ち悪い年寄りの男と寝たり、バイク乗りたちに集団レイプされたりすることを表してる。女性が男性と対等な賃金と平等の権利を得るのは理想的なことよね。でも、彼女にとってそれはキャラでしかない。もし彼女が本当に、若いミュージシャンたちがドラッグや鬱に溺れるのを美しいことだと思っているのなら、さっさと自殺でもすればいいんじゃないの?」

キム・ゴードンの説明によると、上記のコメントは、ラナ・デル・レイが自殺は魅惑的だと語ったことで、カート・コバーンの娘であるフランシス・ビーンと不仲になったことが発端になっているという。また、キム・ゴードンは、自分の本がラナ・デル・レイを「もっと有名にした」とも話している。

キム・ゴードンはブレット・イーストン・エリスに次のように語っている。「そもそもは紙面上、いえ、オンラインかしら、やっぱり紙面上ね、で(ラナ・デル・レイが)ロックスターはドラッグで自滅するのが好ましいなんていうことを語っていたのを目にして、フランシス・ビーンがそれに対して強く反発したのを見たら、なんだか不思議とフランシスを守りたくなったの。そして、そのことについて深く考え始めて、もちろんフランシスのことね。本当に自分のことを言われていると思っているの?と考えたのよ。ただのキャラで、何となく言っているだけなんじゃないかって」

「それで、私はそれがキャラなんだと指摘しようとして、ぶっきらぼうに自分の意見を言ったの。冗談っぽくね……そしたら全部がうまく繋がったように感じたのよ……ラナ・デル・レイのミュージック・ビデオは一つしかちゃんと観たことがなくて、年取ったバイク乗りたちと映っているやつで、音楽がもうちょっと興味深いものだったら好きになっていたのにと思ったんだけど、とても陳腐なの。でも、陳腐だから幅広い層に受けているのね」

同じインタヴューの中で、キム・ゴードンは90年代の「ガール・パワー」を売りにしたポップ・ミュージックの流れを批判し、このように語っている。「スパイス・ガールズは『ガール・パワー』っていう言葉を最大限にバカげた方法で使っていたから、困惑したのを覚えているわ。娘のココはまだ2歳か3歳ぐらいだったから、スパイス・ガールズのことは知らなかっただろうし、私も全然好きではなかった。なぜかっていうと、ブリトニー・スピアーズあたりの人たちって楽しい側面もあるけど、私が聴くような音楽ではないからね」

キム・ゴードンはまた、プリテンダーズのヴォーカルであるクリッシー・ハインドの、広く批判されたレイプ被害者に関する意見についても言及している。「彼女はこの本を書くにあたって、執筆者が彼女自身であっていろいろな人がそれを読むんだっていう意識がないのね。これは誰しも頭の片隅に置いておかないといけないことなんだけど、私が見る限りは書き手としてもうちょっと自分を擁護しても良かったと思うし、それをちゃんと言葉にすべきだった。でも、あれが彼女らしいやり方だったんだろうから、本人は自分のことをあの話題の象徴だとは見なしてないだろうし、責任があるとも思っていないから、私たちもあれこれ考えるのはやめるべきね」

ポッドキャストでの対談はこちらから。

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