デヴィッド・バーンやトレント・レズナーらは今年のロックの殿堂の式典で紹介役を務めることが発表されている。
ロックの殿堂は現地時間3月29日に開催される式典で紹介役を務める人物のリストを発表して、元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンがレディオヘッドの、ナイン・インチ・ネイルズのフロントマンであるトレント・レズナーがザ・キュアーの紹介役を務めることが明らかになっている。
彼らはフリートウッド・マックの紹介役を務めるハリー・スタイルズや、ジャネット・ジャクソンの紹介役を務めるジャネール・モネイらに加わることとなっている。
紹介役を務める著名な人物としてはほかに、クイーンのブライアン・メイがデフ・レパードの、デュラン・デュランのジョン・テイラーとサイモン・ル・ボンがロキシー・ミュージックの紹介役を務め、ザ・ゾンビーズの紹介役はバングルスのスザンナ・ホフスが務めることが発表されている。
デヴィッド・バーンがレディオヘッドの紹介役を務める一方で、フロントマンのトム・ヨークは先日、ロックの殿堂の式典に出席しない意向を示している。
トム・ヨークは『ヴァラエティ』誌によるインタヴューの中でレディオヘッドがロックの殿堂入りを果たすことに触れ、ロックの殿堂のような賞団体にはバンドとしてこれまでずっと「まったくもって無関心」だったと語っている。
「誰かの気分を害するつもりはないんだけどね。けど、僕たちにはどうも理解できないんだ。説明もしてもらったし、クールなことは分かるんだけどさ」と彼は語っている。「だけど、イギリス人の僕たちには理解ができないんだ」
「イギリスの音楽賞が軒並みくだらないものだというのがこの問題の根底にはあるんだけどさ。僕たちはブリット・アウォーズを観て育ってきたわけだけど、あれは巻き込まれたくない飲酒運転の事故みたいなものだからね」とトム・ヨークは笑いながら語っている。
「そういうわけで、どうすべきか僕らには判断がつかないんだ」
レディオヘッドは2017年にもロックの殿堂の候補入りを果たしたとしても式典には出席しないと語っていた。今回のトム・ヨークの発言は、ロックの伝統について「文化的な面では理解できていない」と語っていた、バンドメイトのエド・オブライエンによる2017年の発言と合致するものとなっている。
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