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メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒはバンドのブランドで制作したウィスキーについて語っている。

メタリカは昨年8月、『メタル・ジャスティス』の曲名に由来した「ブラッケンド」と題したウィスキーを販売することを発表している。このウィスキーはアメリカでクラフト酒造家の父とも称されるデイヴ・ピカレルが手掛けており、樽での熟成期間に低音の振動を与えたものとなっている。なお、5000本ごとにメタリカの楽曲で構成された別々のプレイリストで振動を与えているという。

ウイスキーを手がけることになった経緯についてラーズ・ウルリッヒは次のように語っている。「俺たちはいつだって自分たちのファンと繋がることに関心を持っているんだ。それは音楽に限ったことじゃなくてね。映画もそうだし、コンサート、Tシャツ、24時間前に観たコンサートの音源をダウンロードしてもらうことだったりね。飲み物についても数年前から考えていて、それでチームを雇ったんだ。俺たちは自分でコントロールして、計画を手動して、財政的にも独立しているのが好きだからね。それに、なんかにメタリカのロゴだけを貼っつけるのはやりたくなかったからね。自分がいいと思えなきゃ、ファンに面と向かって、これは俺たちのDNAからできたものだなんて言いたくないからね」

ラーズ・ウルリッヒは今回パートナーを組んだデイヴ・ピカレルについてすぐに信頼することができたと語っている。なお、デイヴ・ピッケレルは昨年11月にウイスキーを手掛けた後、亡くなっている。

「バンドとこういう旅に出る時っていうのは、すぐに共通点が見つかって仲良くなる人物というのがいるんだ。彼とは会ってすぐに、気心が知れたし、繋がることができた。彼には情熱やクリエイティヴィティ、好奇心があったからね。この世界では多くの人が孤独で、だからこそ繋がろうとし、うまが合って、お互いに繋がることになるわけだけどさ、時々、知り合いのレベルを超えない人もいるからね。彼とは会って5分で完全に信頼することができた。彼が亡くなったことがまだ受け止めきれていないんだ」

メタリカは先日、ドラマーのラーズ・ウルリッヒがリハーサルでジューダス・プリーストの楽曲を歌っている2018年に撮影された映像が公開されている。

映像は10月18日に行われたピッツバーグ公演のリハーサル中に撮影されたもので、ラーズ・ウルリッヒの指示の下、バンドがジューダス・プリーストの“Delivering The Goods”をセッションするというものになっている。

動画の中でラーズ・ウルリッヒはドラムを叩きながらヴォーカルも披露しており、低い唸るような歌声でいくつかのヴァースを披露している。

公開された動画はこちらから(ジューダス・プリーストのカヴァーは7分45秒頃から)。

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