ジェラルド・ウェイは自身が原作を手がけたネットフリックスの番組「アンブレラ・アカデミー」の新たなトレイラー映像が公開され、その中でサイモン&ガーファンクルの“Hazy Shade Of Winter”をカヴァーしている。
“Hazy Shade Of Winter”のカヴァーにはマイ・ケミカル・ロマンスの元バンドメイトであるレイ・トロも参加している。ギタリストのレイ・トロはジェラルド・ウェイと彼の弟であるマイキー・ウェイと共にマイ・ケミカル・ロマンスの結成メンバーとして知られている。
1966年にオリジナル版がサイモン&ガーファンクルによってリリースされている“Hazy Shade Of Winter”は、1987年にバングルズが映画『レス・ザン・ゼロ』のサウンドトラックにカヴァーを提供したことで、さらに成功を収めている。
「アンブレラ・アカデミー」はジェラルド・ウェイ原作の同名のコミックに基づいたもので、ネットフリックスで2月15日に全10エピソードが配信される。ネットフリックスに掲載されているあらすじによれば、同作は「父の死の謎を解明するため」に集結した、バラバラになっていたスーパーヒーローの子供たちを描いたものとなっている。
「アンブレラ・アカデミー」は現地時間1月24日に新たなトレイラー映像が公開されている。本作にはホワイト・ヴァイオリン役でエレン・ペイジが、スペースボーイ役でトム・ホッパーが、セアンス役でロバート・シーハンが、ルーマー役でエミー・レイヴァー・ランプマンが、クラーケン役でデヴィッド・カスタニェーダが、ナンバー・ファイヴ役でエイダン・ギャラガーが出演している。その他、メアリー・J. ブライジ、キャメロン・ブリットン、コルム・フィオール、アダム・ゴドレー、ジョン・マガロらが出演している。
最新のトレイラー編はこちらから。
https://www.netflix.com/jp/title/80186863
ジェラルド・ウェイは米『ビルボード』誌とのインタヴューの中で「アンブレラ・アカデミー」について次のように語っている。「今の世の中にはたくさんのスーパーヒーロー映画がある。なかにはどんどん進歩しているものもあって、今ではマーベルの映画を観た時に(共にマーベル・コミックの原作者である)ジャック・カービーやスタン・リーの世界観が現実になったんじゃないかと思ってしまうほどでね」
「コミック・ブックに命が宿って、呼吸しているような感じだよね。そういうわけで、世間は欠陥や心の悪魔、依存症を抱えているようなスーパーヒーローたちに向き合う準備もできていると思うんだ。メインストリームのコミックを見渡しても、こんなにディープなコミックは見当たらないんじゃないかな」
ジェラルド・ウェイは先日、既に「アンブレラ・アカデミー」の「続編」の構想があることを明かしている。「脚本用の部屋で(シリーズのプロデューサーを務める)スティーヴ・ブラックマンや脚本家たちと最初にしたことは、すべてを記した18ページの文書を作ることだった」とジェラルド・ウェイは語っている。「まだ発表していないグラフィック・ノベルのこともだよ。すべてまとめたら8話分くらいになるんじゃないかな。そういうわけで、これからやろうとしていることの青写真を彼らに渡したんだ。将来的にシリーズものを作れるように、今のうちに種を蒔いておきたいからね。これが成功して、さらに多くのシリーズを作れることを願っているよ」
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