テイラー・スウィフトは、批判的な人たちが自身のことを「計算高い」と評するのが非常に不愉快だと語っている。
米『GQ』誌の最新インタヴューで、テイラー・スウィフトは「元知人」と名乗る匿名の人物から、自身のキャリアを「計算高い」と言われたことをふり返った。
テイラー・スウィフトは、「計算高い」と言われることで、次のプランを立てるのが悪いことのように取られてしまうのにいら立ちを感じる、と説明している。
「私って考えなしに行動してる?」と彼女は記者に質問している。「もし私が何も考えずに行動してたら、今みたいになってた? そういう意味では、行動を起こす前にちゃんと考えてるわ。でも、その人は、私が考えて行動しキャリアを大事にしているというポジティブな要素を、私のプライベートに対する中傷に利用しようとしているのよ。本当に侮辱的だわ。偶然で3~4年くらい成功することはある。運ってあるもの。でも、キャリアには大変な努力が必要なのよ」
彼女はまた、多くの記者が彼女の曲は元カレについて歌ったものだと決めつけ、いつも詳細を聞き出そうとしてくる事実についてもコメントしている。
「例えば『ローリング・ストーン』誌のインタヴューで、記者は『この曲は誰のことを歌ったものですか? あなたの人生におけるとても情熱的な時期を歌っているようですが』って訊いてくる。私はそこに座っていて、元カレとは良い関係を築けているのをわかっていて、彼や彼の家族を傷つけたくないって思っている」
「だから、『あれは友達を失った歌です』と答える。基本的にそれ以上のことは言わないの。でも、そうしたら、人々は私の発言を意味深な感じにツイートする。私は特定の人物との特定の状況を非難したことはないし、良心に恥じることはしてないわ……。あれは失恋の歌じゃない。友達を失ったことを歌ったの」
テイラー・スウィフトはまた、彼女のキャリアの中で最も嬉しかった出来事は、カニエ・ウェストとの和解だと明かした。カニエ・ウェストは2009年のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズでテイラー・スウィフトの受賞スピーチを妨害し、最優秀女性アーティスト・ビデオ賞は、テイラー・スウィフトでなくビヨンセが受けとるべきだったと主張していた。
「観客がブーイングを始めた時、みんなも私が受賞するべきじゃないって意味でブーイングしていると思ったの。それで心が痛んだ。バックステージに行って泣いたわ。でも泣くのをやめて、5分後にはパフォーマンスしなくちゃいけなかった」
「パフォーマンスするのよって自分に言い聞かせて、大した問題じゃないかもしれないって思い込もうとしたわ。あれは私のキャリアの中で最も思いがけない出来事になった。でも、今はカニエとお互いを尊敬し合ういい関係にあって、それがキャリアの中で起こった最も嬉しいことの1つなの」
また、テイラー・スウィフトはポップ・ミュージック界における論争の的にはなれないと断言し、『NME』に対して自分の脳みそは衝撃を与えるアイデアを「思いつけない」と語った。
『NME』は10月9日配布号でテイラー・スウィフトの独占インタヴューを行っており、大成功を収めたニュー・アルバム『1989』や、多数のスペシャル・ゲストが登場したスタジアム・ツアー、世間の注目を浴びる彼女の役割、ポップ・スター仲間との関係などといった話題について語っている。彼女のフル・インタヴューはこちらから。
https://nme-jp.com/feature/6441/
セレブとしての経歴や、地球上で最も有名な歌手の1人であることにどのように対処しているのかと質問され、テイラー・スウィフトは家族に助言や助けを求めるようにしていると明かしている。
「毎日毎日、違うネタがニュース記事になるの。不安にくじけそうなとき、みんなが自分の失敗を待ち構えている気分になるわ。そうなったら負けね。しょっちゅうママに長電話して、自分の良いところや、大切なことだけを考えるように、自分を仕向ける必要がある。世間が自分に対して持っているイメージを崩すようなことをするのは、ものすごくリスクの高いことよ」
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