ジョニー・マーは今週、生まれ故郷マンチェスターでのライヴで、デーヴィッド・キャメロン首相を批判している。
ジョニー・マーは現在UKでのヘッドライン・ツアー中で、今週は10月7、8日に2日連続でマンチェスターのアルバート・ホールで演奏している。一方、キャメロン首相もマンチェスターで開催された保守党大会に出席していたという。
水曜日のショウの際、ジョニー・マーはキャメロン首相の障害者基金削減政策に対して「冷酷」と発言している。先日、報道されたところによると、英国保守党は障害者手当を週30ポンド減らす計画を立てているという。
ジョニー・マーはライヴ中に「こんにちは、キャメロンさん、ジョニー・ボーイです。あなたが大好きなバンド、ザ・スミスのジョニーです。違う、違う、“Going Underground” (ザ・ジャムの曲)じゃなくて、“This Charming Man’”とかだよ」とコメントしている。
「あなたも今ちょうど俺たちの街に来ているみたいだから、ひとつうかがいたいんですがね。あなたの政策のおかげで、南マンチェスターにあるブレントウッド障害者学校で、16歳から19歳の自閉症の子供たち向けのスクール・バスが廃止されたんですが、なぜでしょうか? 自閉症の女の子が毎日公共のバスで学校に通わなきゃいけないのが、どんなことなのかおわかりですか?」
さらに、次のように続けている。「冷酷な話ですよねえ。公平じゃない。労働党だろうが、保守党だろうが、マンチェスターでこんなことが起きてほしくないですね。ここでこんなことしちゃダメだ、キャメロンさん。俺たちは公平なマンチェスター人ですからね」
また、ジョニー・マーはザ・プリミティヴズの曲“Crash”をキャメロン首相に向けてカヴァーして歌っている。「黙ってろ 何を言ったって聞かないからな もうお前にはうんざりだ 一生うんざりだ(Shut your mouth ‘cos I’m not listening any how, I’ve had enough of you, enough to last a lifetime through)」
その時の様子はこちらから。
キャメロン首相とジョニー・マーは以前にも衝突したことがある。その際、ジョニー・マーはキャメロン首相に対して自らが以前所属していたバンド、ザ・スミスのファンになることを「禁止」している。
ジョニー・マーの所属事務所は今週初め、デーヴィッド・キャメロン首相からゲスト・リスト・チケットをもらいたいという依頼を断ったことを示唆している。
ジョニー・マーのマネージメント会社であるトラスト・マネージメントは、ツイートでジョニー・マーのライヴのゲスト・リスト・チケットに「今週マンチェスターで仕事をしている極めて役職の高い人物」から申し出があったことをほのめかしている。
ジョニー・マーはソロ・ライヴ・アルバム『アドレナリン・ベイビー』を10月9日にリリースしている。
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