モリッシーはザ・プリテンダーズの“Back On The Chain Gang”をカヴァーしたミュージック・ビデオとそのスタジオ音源が公開されている。
最近のモリッシーのライヴでは定番のように披露されている“Back On The Chain Gang”だが、カヴァー音源は2017年発表のアルバム『ロウ・イン・ハイ・スクール』の新たなリイシュー盤に収録される。
今回公開されたレトロ風のミュージック・ビデオは1960年代の「トップ・オブ・ザ・ポップス」とおもしきセットの中、自身のポスターが一面に貼られた壁の前でモリッシーがバンドと共にパフォーマンスをするというものになっている。
“Back On The Chain Gang”のミュージック・ビデオはこちらから。
モリッシーは現地時間10月31日のカリフォルニア州ヴェンチュラから2018年のツアーを再開させており、ザ・スミスやソロの楽曲から数年ぶりに演奏される楽曲を披露している。
幅広い楽曲が披露されることとなったこの日の公演をモリッシーは1曲目として2007年以来のパフォーマンスとなるザ・スミスの“William, It Was Really Nothing”からスタートさせている。サプライズの楽曲としては“Hairdresser On Fire”が2004年以来初めて披露されたほか、“Something Is Squeezing My Skull”が2009年以来初めてセットリストに組み込まれており、“Sunny”と“Is It Really So Strange?”がそれぞれ1999年と2009年以来初めて披露されている。“Break Up the Family”のパフォーマンスもファンを喜ばせるものとなっており、この曲がモリッシーのライヴで披露されたのは18年ぶりとなっている。
モリッシーは今年、その発言が度々論争を引き起こすこととなっており、先日の物議を醸したインタヴューでは、人種差別主義やイスラム教の「ハラル認証(肉などの食品における、イスラム教の教えに即しているか否かについての基準)」とISISとの関連について語っている。また、モリッシーはヒトラーについて「左翼」だったと語っているほか、ロンドン市長のサディク・カーンについては「まともに喋ることができない」としている。モリッシーはその後、新たな声明を発表してその中で人種差別やファシズムについて「軽蔑する」と反論しており、極右政党である「フォー・ブリテン」党への支持を表明している。
モリッシーの発言で物議を醸したものとしては他に、彼は裁判所の秩序を乱した罪で13ヶ月の懲役が言い渡された極右団体の創設者であるトミー・ロビンソンの逮捕について「ショッキング」だと語った発言などがある。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.