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カニエ・ウェストは現地時間10月11日にワシントンD.C.のホワイト・ハウスでドナルド・トランプ大統領と面会し、あらためて大統領への支持を表明している。

カニエ・ウェストは「スーパーマンになったような気分にさせてくれる」という「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」 と書かれた帽子を被り、ホワイト・ハウスの大統領執務室でトランプ大統領と対面している。会談にはカニエ・ウェストと大統領のほか、元ナショナル・フットボール・リーグ選手のジム・ブラウンも同席しており、都市の再活性化、新しい職業訓練などの問題について語り合うことを目的とした昼食会が行われている。昼食会の前にはテレビ中継も行われている。

昼食会を前に大統領執務室に招かれた記者団に対してカニエ・ウェストはその場で10分間にわたり、様々な話題に触れながら熱弁をふるっている。

「未来について心配するのはやめよう。俺たちにあるのは今日だけなんだ」とカニエ・ウェストは語り、トランプ大統領への支持を表明している。「トランプはまさに俺のヒーローとしての道中の最中なんだ。彼も俺みたいなイカれた野郎が支持するとまでは思っていなかったかもしれないけどさ」

カニエ・ウェストは2024年の大統領選挙に出馬する可能性もあらためてほのめかしている。

また、カニエ・ウェストはシカゴ警察による職務質問や所持品検査といった犯罪対策や、彼が生ける伝説と呼ぶ服役中のギャングのラリー・フーヴァーに対する恩赦、製造業などについて語っている。「俺たちはアメリカに職をもたらさなきゃならないんだよ。なんといっても、俺たちにある最高の輸出品は、エンタテイメントとアイディアだけどさ。でも、俺たちがアメリカじゃなく中国であらゆるものを作るようになったら、母国に不正を働くことになるんだ」

カニエ・ウェストはさらにここ1年にわたって双極性障害と誤診されているとして、実際は睡眠不足なだけだと語っている。

カニエ・ウェストが話を終え、トランプ大統領は「大したものだね」と言うと、カニエ・ウェストは大統領と抱擁を交わして次のように応じている。「心から出たものなんだ。俺はそれに耳を傾けただけでね。今ここにいるこの人のことが大好きなんだよ」

異様な面会の様子をとらえた画像や動画はこちらから。

一方、カニエ・ウェストは、大統領が同日に行った音楽近代化法(MMA)成立の署名式にも出席するのではないかと一部メディアに報じられていたものの、実際には署名式に姿を見せていない。署名式にはキッド・ロックやザ・ビーチ・ボーイズのマイク・ラヴといったアーティストや、グラミー賞を主催するザ・レコーディング・アカデミーのニール・ポートナウ会長が出席している。

一方、故レナード・コーエンが生前にカニエ・ウェストについて詩を書いていたことが、今月出版された遺作となる彼の詩集によって明らかになっている。

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