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スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは、ベーシストのダーシー・レッキーとの再結成をめぐる対立がピークを迎えた後も、彼女がバンドに再加入できるか尋ねてきたと主張している。

先月、スマッシング・パンプキンズはビリー・コーガン、ジェイムス・イハ、ジミー・チェンバレンが参加した2000年以来となるアルバム『シャイニー・アンド・オー・ソー・ブライトvol.1:ノー・パスト. ノー・フューチャー. ノー・サン』をリリースすることを発表している。現在のラインナップには長年のコラボレーターであるギタリストのジェフ・シュローダー、ツアー・ベーシストのジャック・ベイツも参加しているが、オリジナル・ベーシストのダーシー・レッキーは参加しておらず、彼女とバンドの関係は険悪なものとなっている。

ビリー・コーガンはダーシー・レッキーの活動していなかった年月と過去のステージ恐怖症による制限があったにもかかわらず、再結成には参加するよう誘ってきたと主張しており、その後、交渉は決裂している。今回、新たなインタヴューの中でビリー・コーガンは経緯について説明し、その後も彼女が「復帰する」ことはできるか尋ねてきたと述べている。

「ゴールは僕ら4人でステージに立つのを観ることだったんだ」ろビリー・コーガンは「パルス・オブ・ラジオ」に語っている。「1曲でもライヴ全体でも僕としてはクールだと思ったんだ。けれど、期間とか、現実性とか、条件とか、もちろんビジネスの側面についても話し始めた時、すべてが決裂したんだ」

ビリー・コーガンは次のように続けている。「僕が親身に共感して出した条件に相違があってね、彼女は『違うわ。こうじゃなきゃダメよ』という感じだったんだ。その答えは『一緒に部屋に入って、演奏してみて、あなたが間違っていることを見せてあげるわ』というものじゃなく、答えは『ノー』というものだった。それで、脅しが始まり、嘘が始まったんだ」

彼はさらに次のように語っている。「関係が断たれた後も、永遠に関係が断たれた後も仲介人を通して裏でコミュニケーションがあって、『まだ復帰することはできる?』と訊いてきたんだ。それがどれだけおかしいかを示していると思うよ」

先日、元スマッシング・パンプキンズのベーシストであるメリッサ・オフ・ダ・マーは、再結成した現在のラインナップには参加していない一方で、新たなラインナップとなった彼らに賛辞を送っている。

一方、スマッシング・パンプキンズは先日、『メロンコリーそして終りのない悲しみ』や『マシーナ』を全編演奏するライヴを行う可能性に言及している。

スマッシング・パンプキンズは、現地時間10月16日にロンドンのSSEウェンブリー・アリーナで公演を行うことを発表しているほか、10月18日にはイタリアのボローニャで公演を行う予定となっている。

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