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リリー・アレンは、今月に刊行する回顧録『マイ・ソーツ・エグザクトリー(原題)』の中で、かつてコールドプレイのクリス・マーティンが依存症を患っていた自身に手を差し伸べてくれたエピソードを明かしている。

リリー・アレンは、『ガーディアン』紙によるインタヴューの中で2014年の『シーザス』ツアー時の苦労について語っており、クリス・マーティンと当時彼の妻だったグウィネス・パルトロウからマリブの丘の上にある自宅に招かれ、自身に手を差し伸べてくれたことがあったことを明かしている。

クリス・マーティンとグウィネス・パルトローは当時、ケイト・ハドソンが主催したハロウィーン・パーティでオーランド・ブルームに頭突きをお見舞いし、その後意識を失ってしまったリリー・アレンの身を案じて自宅に招いたのだという。クリス・マーティンは意識を失ってしまったリリー・アレンを家まで送り届けた後で、彼女を自宅へと招待したのだという。

「マリブにあるグウィネスの家にランチをしに行ったの」とリリー・アレンは語っている。「二人の家には、丘から海まで行けるようなすごく広い庭があってね。クリスはすごく張り切った様子で、私の手を掴んでこう言ってくれたの。『おいでよ! 散歩に行こう』ってね。それで、私も『OK』って言ったの。私のために時間を使ってくれて、本当に優しくしてくれたわ」

リリー・アレンは当時、子育てをしながらポップスターとしての活動を再開しており、その両立に苦労していたのだという。リリー・アレンは産後鬱に陥っていたことを明かしているほか、結婚生活のもつれからツアー中に女性のコールガールと寝たことがあることを明かしている。

「ポップ・アーティストとしての活動に復帰することと、母親として幼い二人の子供たちの面倒を見ることの両立は、客観的な距離から推し量れるようなものではなかったの」とリリー・アレンは回顧録で綴っている。「私自身が体験しているものだったから。それが私の日常だったし、日々の現実だった。私はその事実から目を背けたくなっていることに気が付いたの」

『シーザス』の時期についても詳細に綴られているリリー・アレンの回顧録『マイ・ソーツ・エグザクトリー(原題)』は、9月20日に刊行される。

リリー・アレンは先日、回顧録の一部がリークされたことを受けてインスタグラムに次のように綴っている。「そういうわけで、『マイ・ソーツ・エグザクトリー』という私の本では、『シーザス』の時期の暗い日々について詳細に綴られているわ。ツアー中に女性のエスコートと寝たの。放心状態になっていて、孤独を感じていた私は何かを求めていたのよ」とリリー・アレンは綴っている。

「誇りには思っていないけど、恥ずかしいとも思っていないわ。もう二度としないけどね。誰かがリークしたせいで『デイリー・メール』がこの記事を明日公開するみたいだけど、実際に起きたことよりも悪く書かれていそうよね。みんなには、そうね、『注意喚起』を出しておこうと思ったの」

リリー・アレンは6月8日に最新作『ノー・シェイム』をリリースしている。同作は今年のマーキュリー・プライズにノミネートされており、授章式は現地時間9月20日にロンドンのハマースミス・アポロで開催される。

リリー・アレンは今年の12月にUKツアーを行う予定となっている。

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