オジー・オズボーンは、昨年まで行っていたブラック・サバスとしての最後のツアーについて、「素晴らしい時間を過ごせたわけではなかった」と語っている。
ブラック・サバスは昨年、最後となるツアーを終えた後で活動を終えたことを正式に発表している。バンドは2017年の2月4日にバーミンガムのゲンティン・アリーナで最後の公演を行い、セットの最後を1970年発表のアルバム『パラノイド』のタイトル曲で締め括っている。
現在ソロとして最後とされるツアーを行っているオジー・オズボーンは今回、ブラック・サバスとしての最後のツアーについて『フィラデルフィア・インクワイアラー』紙に次のように語っている。「素晴らしい時間を過ごせたわけではなかったんだ。俺は9年か10年をブラック・サバスに費やしたわけだけど、20年近くバンドからは離れていたわけだからね。彼らといる時の俺は、単なるシンガーでしかないんだ。自分1人であれば、やりたいことをできるわけでね。オジーでいると、彼らとは馬が合わなくてね。分からないんだけどさ、一体他に誰になればいいんだっていうね」
オジー・オズボーンは続けて、現在のツアーを「ノー・モア・ツアーズ2」と銘打ってはいるものの、すべてから引退するわけではないことを改めて表明している。「俺が終わりにするのは、常に世界を回り続けるっていう、今俺がやっていることなのであってさ」とオジー・オズボーンは語っている。「俺が引退するわけではないっていうことをみんなにも分かってほしいんだ。俺の英語のアクセントが酷いせいなのかな? 『ノー・モア・ツアーズ』っていうツアーなんだ。『ノー・モア・ツアーズ・エヴァー(二度とツアーをしない)』ではないんだよ」
オジー・オズボーンの「ノー・モア・ツアーズ2」は2020年まで行われる予定となっている。オジー・オズボーンは当時、声明で次のように述べている。「これが最後のワールド・ツアーになる予定なんだ。でも、どっかでいくつかライヴをやらないとは言えないけどね」
一方、オジー・オズボーンは昨年ロックは死んだという説に対し、「自分はまだ生きているからね」と反論している。今後のキャリアについて訊かれると、オジー・オズボーンはすぐに引退するつもりはないことを明かしている。「死ぬ日までやるだろうなと思ってるんだ。仕事なんかじゃない。パッションなんだよ。素晴らしいよね。実入りもいいしね」
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