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ポール・マッカートニーは「悪質なコラボレーション」のために「罠に嵌めた」とする、カニエ・ウェストに対するデーモン・アルバーンの主張について言及している。

ブラーのフロントマンであるデーモン・アルバーンは先日、ポール・マッカートニーやリアーナを迎えて“FourFiveSeconds”を共作したカニエ・ウェストに苦言を呈している。

「僕にカニエの話をさせないでくれよ」とデーモン・アルバーンは仏『ヌーヴェル・オプセルヴァトウール』誌のインタヴューで語っている。

「僕はあの悪質なコラボレーションに不満があるんだ。カニエ・ウェストはポール・マッカートニーを罠に嵌めたんだよ」

「ミュージック・ビデオの中にはポール・マッカートニーもいたけどさ」とデーモン・アルバーンは続けている。「楽曲では彼が聴こえてこないよね」

ポール・マッカートニーは今回、デーモン・アルバーンの発言に初めて反応を示しており、これまでも常に進んで想定外のことに挑戦してきたと語っている。

「デーモンのような人たちが僕に敬意を払ってくれるのは嬉しいんだけど、僕はそこまで気にしていないんだ」とポール・マッカートニーは『GQ』誌に語っている。

「もしも、普段やっていることだったり、自分に期待されているようなこととは違うことをやってみたいと思ったら、僕はやってみるんだよ。それが楽しいものになれば、僕はそれで満足なんだ。何が素晴らしいって、あらゆる歴史的なものがそういうところから生まれているということでさ。つまり、カニエが僕を見つけたと思っている人たちが多くいるけど、それもあながち冗談ではないんだ」

デーモン・アルバーンは先日、ポール・マッカートニーに「(カニエ・ウェストに)気をつけてください」というメッセージを送ったことを明かしているが、実際にそのようなメッセージが送られてきたのかと訊かれると、ポール・マッカートニーは次のように語っている。「もしかしたら送ってきたかもね。覚えていないけどさ」と彼は答えている。「とはいえ、彼の言うことを聞くつもりもないけどね。他の人たちの言うことには耳を貸さないんだ」

“FourFiveSeconds”を手掛けたカニエ・ウェストは今回、ポール・マッカートニーの最新作である『エジプト・ステーション』のプロデュースにも名乗り出たというが、こちらは丁重に断ったという。「どういう方向性にしたいかというのが、何となく思い浮かんでいてね。それがカニエの目指す方向性とは異なるものになることは分かっていたんだ」と彼は語っている。

ポール・マッカートニーは先日、『エジプト・ステーション』から“Fuh You”のミュージック・ビデオを公開している。

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