モリッシーのマンチェスター公演と同日の夜に、同都市で人種差別に抗議するパーティーが開催されることを受けて、モリッシー陣営が初めてコメントを発表している。
このパーティーはDJで記者のデイヴ・ハズラムが企画したもので、13ヶ月の懲役が言い渡された極右団体の創設者であるトミー・ロビンソンを支持する発言をモリッシーがしたことに抗議するためのものとなっている。
これを受けてモリッシーのマネジメントは、フェイスブックに声明を投稿し、デイヴ・ハズラムを「過去の人間」として批判している。
モリッシーの代理となる声明には、次のように綴られている。
「ガーディアン紙がまた誤解してくれました!
現実に目を向けましょう。『元モリッシー・ファン』は何も企画していませんよ。あの『ハズラムという過去の人間』は、決してモリッシー・ファンではありません。それに、彼の行動計画は、平和を広げるために音楽を使おうというものですが、事実とはまるでかけ離れています。彼は単純に、待ち望んでいた自分への注目を得るために、この状況を利用しているだけなのです。彼の老後生活は穏やかなものではなかったようですね。もし彼が本当に政治的な発言をしたいなら、政治家について発言しているはずです。ところがそうではないのです。ここで彼が望んでいるのはそんなことではありません。彼は自分自身の計画のために、このプラットフォームを利用しているんです。結局でたらめは、でたらめに過ぎないのです」
「私たちは音楽を作り、音楽をパフォーマンスする仕事をしています。私たちは実際のとこと政治やでたらめを言う仕事をしているのではありません。そんなことはミスター・ハズラムのような気取り屋や、『ガーディアン』紙の編集者に任せておくつもりです」
Absolute result! Morrissey's management team issue a statement name-calling me – they are clearly rattled by the 'Love Music Hate Racism' event coinciding with his gig in Manchester on July 8th, this is the best turn of events ever #VivaLove pic.twitter.com/WuHV2mxbK6
— Dave Haslam (@Mr_Dave_Haslam) June 29, 2018
モリッシーの今回の声明を受けて、デイヴ・ハズラムはツイッターで次のように綴っている。「すごい成果だね! モリッシーのマネジメント・チームが僕を中傷する声明を発表しているよ。7月8日にマンチェスターで行われる彼のギグに合わせて『ラヴ・ミュージック・ヘイト・レイシズム』のイヴェントが開催されることに、連中は明らかに動揺しているんだ。これは今までで最高のイヴェントの機会になるよね #VivaLove」
デイヴ・ハズラムが企画しているパーティーは、7月7日、8日にキャッスルフィールド・ボウルで行われるモリッシーの公演に合わせて催される。
先日、モリッシーは物議を醸したインタヴューで、トミー・ロビンソンを擁護し、極右組織のリーダーであるアン・マリー・ウォーターズへの支持を表明していた。
「今では労働党も保守党も言論の自由を信じていないわけでね……例えば、トミー・ロビンソンに対するショッキングな扱いを見てみてくれよ」とモリッシーは今月、語っている。
「僕は今、アン・マリー・ウォーターズが率いる『フォー・ブリテン』という新党を支持しているんだ」とモリッシーは続けている。「どこかの政党に投票するのは僕の人生で初めてのことだよ。僕もようやく希望が持てたんだ」
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