GETTY

Photo: GETTY

スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンは、バンドの元ベーシストであるダーシー・レッキーから「脳腫瘍にでもなったのかと思った」と批判されたことに言及し、悪化している彼女との関係性について語っている。

ビリー・コーガンとダーシー・レッキーは、2018年に入ってからインタヴューやオンライン上で口論を続けており、両者の関係性は悪化する一途を辿っている。バンドのオリジナル・メンバーであるジェイムス・イハ、ドラマーのジミー・チェンバレン、長年のコラボレーターであるジェフ・シュローダー、そして新たなベーシストにジャック・ベイツを迎えたラインナップでスマッシング・パンプキンズの再結成を発表したビリー・コーガンは今回、ダーシー・レッキーがバンドに参加しない理由について説明している。

ダーシー・レッキーが過去のインタヴューで自身について「耐えられない」として、「脳腫瘍にでもなったのかと思った」と発言したことについて、ビリー・コーガンはラジオ番組「ハワード・スターン・ショウ」で次のように語っている。「ああ、それは彼女が言った現実とはまったく関係のない中傷的で、名誉を傷つける400の発言の一つだね」

ビリー・コーガンは続けて、バンドの再結成を巡る両者の交渉が決裂した経緯について次のように説明している。「この話をシンプルに話すと、まあ結構複雑な話なんだけどさ、シンプルに言うと、僕は2年間にわたって関係性を築こうとしてきたんだ。ジェイムス(・イハ)と関係を構築したのと同様にね。それで、いい対話ができていたから、一緒に音楽をやるのは可能だと思っていたんだ」

「電話で話す時の彼女はいつだって愛らしくて優しかったし、それまで僕に言ってくれたことがなかったことまで言ってくれてね。僕を褒めてくれたんだよ。『あなたはたくさんの素晴らしい曲を書いたわ。私はあなたを誇りに思う。それって素晴らしいことだし、きっとあなたは父親としても素晴らしいはずよ』ってね。その当時は、もう今では大人になったと思えた人と話していた気分だったよ。そういうわけで、当初はうまくいくと思っていたんだ」

ビリー・コーガンは続けている。「けど、『君は19年間ステージに立っていないし、19年も公の場に出ていないけど、問題ないかい?』っていう具合に論理的な懸念を持ち出すと、彼女はその度に拒否してくるんだ。それで、僕の家から1時間30分しかかからないこともあって、『君に会いに行くよ』っていう連絡をしたんだけど、実現しなかったんだ。そうなると、こっちとしては『一体何が起きているんだ?』って思い始めるわけでね。『こういう枠組になって、おそらくこういう風になりそうだよ』っていうビジネス的な話を初めてした時にも、彼女はそれを拒否したんだ」

「彼女は僕たちの計画が気に入らなかったんだ。ここではその細かい部分までは話さないけど、それは不公平なものではなかったし、馬鹿げたものでもなかったよ」

ビリー・コーガンは続けて「彼女を話し合いの場に呼べなかった」ために彼女の参加の話が暗礁に乗り上げたとして、彼女の考えや適応力を知ることができなかったために、万が一彼女がステージで恥をかいたりすることがないように「この状況で彼女を確実に守ろうとした」と語っている。

「前に彼女から深刻な不安症を抱えていることを聞いていたから、いろいろな力学のバランスを取ろうと思ったんだ。一方で、業界の大手のプロモーターといったら、『ツアーをやりましょう』っていう感じだからね」とビリー・コーガンは語っている。「現実がそこにはあるんだ。日程も迫っていたし、彼女は去って行ったんだよ。『OK、分かったよ』っていう感じで、僕たちも進み始めたんだ。彼女はその後で考えを変えたんだよ。僕らが既に半分ほど歩みを進めてしまった時にね」

「そこまで進んでしまっていたわけではなかったにせよ、僕らは既に合意の返事をしていたし、もう外部の人たちとやり取りをしていたからね。それに彼女は最高の意味でとても変わった女性だし、現実では僕らはもう最後の段階にサインしてしまったからさ」

ビリー・コーガンはまた、交渉に時間を費やしすぎたとして、スマッシング・パンプキンズのためにダーシー・レッキーなしでバンドとして進んで行くことを決意したと語っている。ダーシー・レッキーが今後バンドに再加入する可能性については、ビリー・コーガンは次のように述べている。「こういう状況を見ると、今はふさわしくないなって言えるよね。もしかしたら、いつかあり得るのかもしれないけどね。僕はそう思わないけどさ。僕にとっては、もう船は出航してしまったんだよ」

「大事なのは、今の僕らはお互いに愛を持っているからこそ一緒にいるということであって、僕らが心から音楽を作りたいと思っているということなんだ。それだけは確実だよ」

ビリー・コーガンのインタヴューの音源はこちらから。

一方、スマッシング・パンプキンズは先日、再結成してからは初となるライヴ・パフォーマンスをアメリカのテレビ番組で行っているほか、ロンドンの路上の写真を投稿して何らかの発表を示唆している。

ファンの間では10月16日にUKで大規模なライヴが行われるのではないかという憶測が広まっている。

Copyright © 2018 Time Inc (UK) Limited. NME is a registered trademark of Time Inc (UK) Limited being used under licence.

関連タグ