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トラヴィスのフロントマンであるフラン・ヒーリーは、かつてリアム・ギャラガーを涙させた逸話について明かしている。

トラヴィスは現地時間6月12日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで公演を行なっているが、フラン・ヒーリーはそこで、90年代にオアシスと共にツアーを回っていた時にバンドの“Luv”を歌ってリアム・ギャラガーを泣かせたことがあると明かしている。

「僕らは1997年にオアシスの『ビィ・ヒア・ナウ』ツアーのサポート・アクトを務めたんだ。ザ・ローリング・ストーンズのサポートをしている気分だったね。彼らは当時すごくビッグだったからね」とフラン・ヒーリーは“Luv”を披露する前に観客に語っている。「僕がバックステージを歩いていると、リアムが座っていて、『こっちに来いよ』って言われたんだ。それで僕が彼のところへ行くと、『曲を弾いてくれよ』って言われてね」

フラン・ヒーリーは次のように続けている。「とても緊張したけど、ギターを手にとってこれからやる曲を歌ったんだ。緊張で彼のほうを見れなかったよ。弾き終わった後で顔を上げたら、彼の頬に涙が流れていたんだ」

トラヴィスは現在、1999年にリリースしたアルバム『ザ・マン・フー』を全編演奏するUKツアーを行なっている。

“Luv”の音源はこちらから。

当日のセットリストは以下の通り。

Writing to Reach You
The Fear
As You Are
Driftwood
The Last Laugh of the Laughter
Turn
Why Does It Always Rain on Me?
Luv
She’s So Strange
Slide Show
Blue Flashing Light
Love Will Come Through
Last Train
Good Feeling
Side
Re-Offender
Closer
My Eyes
Flowers in the Window
All I Want to Do Is Rock
Sing
Encore:
…Baby One More Time (Britney Spears cover)
Happy

コールドプレイが出てきた時は(僕らの影響を受けていたと)思うよ。彼らはより『ビジネス』的な側面があったわけだけだね」とフラン・ヒーリーはバンドが初めて名声を得た時のことについて『NME』に語っている。「彼らは僕たちが当時一番大きなバンドだって知って、それを吸収して、僕たちを少しと自分たちを少し取り入れたんだ。彼らはずっとそうしてきたんだよ。アーケイド・ファイアにも少し似ているし、U2みたいな所もあるし、最近の彼らは流行りのポップ・ミュージックを取り入れているよね。(プロデューサーの)スターゲイト的なものもあるしさ。『僕は素晴らしいメロディーを書けるし、こういう曲を作ろう。今はみんなこれを聴いているから、こういう音楽を売ろうよ』って感じにね」

「彼らは僕らとは違う方法で僕らの音楽を取り入れたんだ。他にもそういうバンドはあるんじゃないかな。よく分からないけどさ」

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