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アルバート・ハモンド・ジュニアは「ストレンジャー・シングス」のシーズン2のオーディションを受けていたことを明かし、そのことがいかにパフォーマンスとしての自身を高めてくれたかについて語っている。

ザ・ストロークスのギタリストであるアルバート・ハモンド・ジュニアは、3月9日に通算4作目となるソロ・アルバム『フランシス・トラブル』をリリースしている。『NME』は本作について4つ星をつけたレヴューで次のように評している。「アルバムの背景にある(死産となった双子の兄妹の名前をタイトルにしたという)悲しくて暗いものとも取れるシチュエーションとは裏腹に、『フランシス・トラブル』は晴れやかで色鮮やかなインディー・ロックによる眩い突風のような作品である。さらに驚くべきは、これがアルバートにとってこれまでで最も楽しいアルバムであるということであり、自身のトレードマークとも言える迅速なギターラインの上で疾走してみせている」

アルバート・ハモンド・ジュニアは『フェーダー』誌に次のように語っている。「『ストレンジャー・シングス』のシーズン2のテープ・オーディションに挑戦して、折り返しの電話をもらったんだ。それで、スタッフの前で改めて同じ2つのシーンのオーディションに臨んだんだよ」

オーディションを受けたことがパフォーマーとしての自身に与えた影響について、アルバート・ハモンド・ジュニアは次のように語っている。「初めてのことに緊張しながら臨む時は、時間が奇妙な進み方をして、自分がどう動いているかも分からなくなるものなんだ。自分自身の感覚すらなくなってしまうんだよ。物事がただ進んでいくんだ」

「すると、自分が物事を進めていくうちにつれて次第にゆっくりと感じるようになって、その空間にあるエネルギーを感じられるようになるんだ」と彼は続けている。「おかげで音楽活動に戻った時には、物事を新しい視点で見ることができるようになったし、より自由に感じられるようになったんだ。ずっと理想にしてきたステージでの自分になれるんだよ。音楽と恋に落ちた子供のような自分にね。それが僕にもたらしてくれたものなんだけど、今はそういう風にステージに立てているし、これは演技と音楽の相互作用のおかげだと感じているよ」

一方、アルバート・ハモンド・ジュニアは『フランシス・トラブル』から“Far Away Truths”のミュージック・ビデオも公開している。「ミュージック・ビデオを作るのに数ヶ月を要することもあるし、数週間の時もある。僕は数日で作るんだ」とアルバート・ハモンド・ジュニアはプレスリリースで述べている。「妻のジャスティナに監督をやってもらって、伝説的なトビアス・ライランダーに『フランシス・トラブル』のアートワークを反映したヴィジュアルを作ってもらえたのは幸運だったよ」

“Far Away Truths”のミュージック・ビデオはこちらから。

アルバート・ハモンド・ジュニアは9月にUKツアーを行うことも発表している。

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