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デーモン・アルバーンは、かつて街で遭遇した保守党の国会議員であるマイケル・ゴーヴを「外国嫌悪者」と呼んで呼び止め、EU離脱がいかに間違った選択だったかについて語ったことを明かしている。

ブラーとゴリラズのフロントマンであるデーモン・アルバーンは、『タイムズ』誌によるインタヴューの中でかつてウェスト・ロンドンをジョギング中の環境・食料・農村大臣のマイケル・ゴーヴと遭遇した時のことを振り返っている。

「僕は彼を呼び止めてね。『ゴーヴ、あなたは外国人嫌悪者だ!』っ言ったんだ」とデーモン・アルバーンは語っている。「今考えれば、僕にそんなことを言う資格はないわけだけど、彼はこっちへやって来たんだよ。強靭なメンタルを持っていることを示したわけだ。そうなるとは思っていなかったよ。僕は彼が走り去るかと思ったんだ」

「それで彼には、国民投票の時に示された暗いアジェンダとはEUが一切関係がないということと、(EU離脱は)自分たちの生活が他よりも優れてると思い込んでしまうイギリス文化のナイーヴな一面が引き起こした最後の悪あがきでしかないっていうことを伝えたんだ。僕はこの国の革新的な性質を誇りに思っていて、それ故に今回の決定には失望したとね」

デーモン・アルバーンは次のように続けている。「まあとにかく、それが僕の言ったことでね。すると彼は――もしこれが彼の耳にも伝われば否定されるだろうけど――もっといい方法があったはずだっていうことを認めたんだ」

マイケル・ゴーヴはツイッターでユーザーの一人が共有していたデーモン・アルバーンのこのインタヴュー記事に反応を示し、次のように綴っている。「このことはよく覚えているよ! 楽しく話せたし、デーモンにいい未来が訪れることを祈っているよ」

デーモン・アルバーンはブリット・アウォーズ2018の授賞式でEU離脱に言及して、「自分たちを遮断してしまうようなことになってしまってはいけない」と語っている。

「言うべきことが一つあるんだ。この国についてなんだけどね。この国は……どう思うにせよ、すごく小さい国だよね。だけど、この美しい世界の一部である愛すべき場所なんだ」

彼は次のように続けている。「僕が言いたいのは孤立させちゃいけないってことでね。自分たちを遮断してしまうようなことになってしまってはいけないんだ。この国のサイズを考えると、音楽では素晴らしいことをやってるわけでさ。僕らには本物のスピリットとソウルがあるわけでね。政治なんかに邪魔させちゃいけないんだよ」

ゴリラズは6月29日にニュー・アルバム『ザ・ナウ・ナウ』をリリースする。

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