エルトン・ジョンは最終的にクレムリンからの連絡を受け、プーチン大統領と面会する見込みだという。
エルトン・ジョンは、先日電話でプーチン大統領をかたる、なりすましの被害に遭っている。
しかし、クレムリンの広報官であるドミトリー・ペスコフは、今回プーチン大統領が実際にエルトン・ジョンに電話したことを明らかにし、スケジュールが許せば面会する準備があるとしている。そして、その上で「興味のある議題」について議論したいとしていることを、BBCニュースが報じている。
エルトン・ジョンはプーチン大統領の同性愛者への姿勢について「孤立させる、偏見に満ちたもの」で「ばかばかしい」と話していて、2014年に同性愛者を子供に近づけるなとした発言を指摘している。
「勘弁してほしいよ」とエルトン・ジョンは語っている。「ロシアの大統領なんだぜ。よくもあんなバカなことを言えるんだ?」
「会ってみたいよ。叶わないんだろうけどね。彼は部屋を出ていった後、僕のことを正真正銘のバカと呼んで笑うんだろうけどね。でも、少なくとも頑張ってみたと言えるだけの良心は持っていたと思えるからね」
その後、エルトン・ジョンはインスタグラムにプーチン大統領との電話まで「辿り着いた」ことへの感謝の意を投稿したが、クレムリンの広報官であるドミトリー・ペスコフは電話が「本物ではない」ことを明らかにし、にせの電話会談はロシアのテレビ曲でオンエアされることとなった。
プーチン大統領を装ったというウラジミール・クラスノフはロシアの新聞『コムソモリスカヤ・プラウダ』紙の取材に応え、レクサスの名で知られるアレクセイ・ストリャロフと共に事件に関与したことを認めている。
エルトン・ジョンは同性愛者の権利についての揺るぎない提唱者であり、先月は同性愛の家族を描いた本を学校から撤去したヴェネチア市長を批判している。
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