アヴィーチーの検視結果が明らかになり、彼の死に事件性はなかったことが明らかになっている。
本名をティム・バークリングという、DJにしてプロデューサーのアヴィーチーは現地時間4月20日に享年28歳で亡くなっている。遺体はオマーンのマスカットで発見されており、死因については明らかにされていない。
スウェーデンの国営放送局であるスウェーデン・テレビは現地時間4月22日に、オマーンの警察当局からの情報について、アヴィーチーの遺体に2回の検視を行ったが、死に関して不審な点や事件に巻き込まれた可能性は見当たらなかったと報じている。
スウェーデン・テレビによれば、遺体は既に検視を終えており、生まれ故郷であるスウェーデンへと運ばれているという。また、現地時間4月21日には首都のストックホルムに何千人ものファンが集まってアヴィーチーを追悼するためのダンス・パーティーが開催されている。
また、スウェーデンのタブロイド紙である『エクスプレセン』によれば、アヴィーチーはバカンス目的でオマーンのマスカット・ヒルズ・リゾートに滞在していたという。『エクスプレセン』によればアヴィーチーは友人たちと滞在していたとのことで、カイトサーフィンなどを楽しんでいたほか、亡くなる数日後までの滞在を予定していたという。
一方、アヴィーチーと彼のキャリアを通して近くで仕事をしてきたA&Rは亡くなる前にアヴィーチーが新曲に取り組んでいたことを明かしている。
アヴィーチーの次回作について訊かれたゲフィン・レコーズのニール・ジョンソンは『ヴァラエティ』誌に次のように語っている。「取り組んでいて、ここ数年でも最高の音楽だったんだ。正直ね。すべてのアルバムのA&Rを務めてきたから分かるんだよ。彼はすごくインスピレーションに溢れてたし、すごく興奮していたよ」
彼は次のように続けている。「1ヶ月、精緻なセッションをやってたんだ。実際のところ、終わりの時間を決めなきゃならなかったんだけどね。というのも、ティムは性分なんだけど、16時間連続とかで作業するからね。やめさせなきゃいけないんだよ。本当に悲劇だよ。とんでもない、マジカルな音楽があったわけだからね」
ニール・ジョンソンはアヴィーチーの死後にアルバムがリリースされるかは「分からない」としている。「まずは一息ついてから、落ち着いて、遺族と話してみるつもりだよ」と彼は語っている。「これまで、こんなにも一緒にやってきたアーティストで、こんなことが起きたことはないからね。だから、分からない」
「遺族からアドバイスをもらって、みんなで集まって、ティムがどうしてもらいたいかを考えてみようと思うんだ」
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