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モリッシーは人種差別と非難されたことを受けて新たなインタヴューに答えており、その中でロンドン市長のサディク・カーンについて「まともに喋ることができない」と語っている。

元ザ・スミスのフロントマンであるモリッシーは自身の新たなウェブサイト「モリッシー・セントラル」でインタヴューに答えており、ザ・スミスよりもソロの作品のほうが気に入っていること、動物虐待との闘い、『NME』との過去の裁判などについて語り、人種差別という批判も最近の議論を呼んだ発言の本質的な意図を「啓蒙することも、邪魔することもできない」としている。

「人種差別に関して言うと、最近のパヨクはヒトラーも左翼だったことを忘れているようなんだよね」とモリッシーは語っている。「だから、もちろん人種差別主義者と言われても、今は実際には何も意味をなしてないんだ」

「話をすり替えているに過ぎないんだよ。人種差別主義者と言われたら、連中が言っているのは『うーん、的を射ていて、どう答えればいいか分からないな。だったら、偏屈者呼ばわりして動揺させれば、そのコメントがどれだけ見識のあるものだったかは両者とも忘れるだろう』っていうものなんだよ」

ロンドンでの暴力による犯罪の増加について訊かれると、モリッシーはパキスタン系であるロンドン市長のサディク・カーンを標的としている。

「ロンドンは劣化してるんだ」とモリッシーは答えている。「ロンドン市長は地域警備(Neighborhood policing)と言ってるけど、ポリーシンという発音は何だよ。ロンドンは素晴らしい(amazing)都市だと言ってるけど、アメージンという発音は何かね。これがロンドン市長なんだ! まともに喋ることができないんだよ。メンタル・ヘルスについて議論するインタヴューを観たけど……彼は『メンタル・ヘルス』という言葉も言えないんだよ。それがロンドン市長なんだ。文明の終わりだね!」

強酸を用いた犯罪、アシッド・アタックについて彼は次のように続けている。「ロンドンはアシッド・アタックについてバングラデシュに次いで2番目なんだ。アシッド・アタックはすべて非白人によるものだけど、ポリティカル・コレクトネスのおかげでイギリス政府もロンドン警視庁もBBCもちゃんと取り組むことができないんだよ」

「これが意味しているのは加害者が実際の被害者よりも被害者として考えられているということなんだ。僕らは非道の時代に暮らしているんだよ」

モリッシーは先日も自身を批判した新聞記事に対して反論している。

モリッシーは、『なぜ『インディペンデント』紙はインディペンデンス(独立)を嫌うのか』と題した記事をブログに投稿して、論評について「あまりあるヘイト記事」であるとし、「癪にさわる卑しさに満ちており、際限なく愕然とさせられる点において窒息しそうなほどだ」と述べている。

「アーティスト(や政治家)の価値は、彼らを黙らせようとするためになされる努力によって示されることがある」とモリッシーは綴り、『インディペンデント』紙の顰蹙を買うことになったのは「多くの人たちが実際に感じていることを言っている」からだと示唆している。

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