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スティーヴン・アドラーの弟はガンズ・アンド・ローゼズについて「薄情」な「強欲な身勝手な人たち」と述べている。

スティーヴン・アドラーは1985年から1990年までバンドに在籍し、ガンズ・アンド・ローゼズのクラシック・ラインナップのメンバーの一人となっている。ドラッグ癖のために脱退させられることになったが、ドラッグを止めるという契約の下、再度バンドに在籍しようとしたものの、ドラッグ中毒との闘いは続き、再び解雇されている。

現在はドラッグを断っているスティーヴン・アドラーはガンズ・アンド・ローゼズの再結成ツアーにごくわずかだけ参加しており、1〜2曲を演奏するためにいくつかの公演に出演したが、弟のジェイミーはそれには満足していないという。

「オルタナティヴ・ネイション」によれば、ジェイミー・アドラーは兄のスティーヴン・アドラーについてガンズ・アンド・ローゼズのフェイスブックのグループで次のように述べている。「ここにいるこの人は、まさに真の生き残りと言うべき人なんだ。はるばる地獄の奥底まで行って、生きて帰ってきたんだよ。ほとんどの人が死んだというのにね。彼が語れるのは、本当に素晴らしい贖罪の物語なんだ」

兄について「最高の兄貴にして、知っている中でも最もグルーヴのあるドラマー」とした上で、彼は次のように続けている。「もしスラッシュやアクセル、ダフに、この人が持っている思いやりの10%でもあったら、彼はガンズ・アンド・ローゼズとツアーしてただろうね」

さらに「ほんの少しでも良識や思いやり、愛、配慮、寛容さ」があれば、スティーヴン・アドラーはアルゼンチン公演で1曲以上演奏していただろうと説明している。「ファンが唯一観たいものはスティーヴン・アドラーがドラム・キットに戻ってくることなんだ。特に彼がドラッグやアルコールをもうやってないことを世間が知ってからはね」

「家から長いこと車を運転してきて、それでアルゼンチン公演で演奏することを許されたんだ」

「どんな人でなしだったらここまで誰かに対して残酷になれるんだろうね? 強欲な身勝手な人たちだけだよ」

続けて、弟のジェイミー・アドラーは兄なしのガンズ・アンド・ローゼズは存在しないとし、スティーヴン・アドラーがスラッシュに最初のギター・コードを教えたとして、兄が「ここまで健康だったことはない」とし、バンドについて「薄情」だとしている。「あいつらは薄情で、だから彼は自分で物事をやらなきゃならなくなっているんだ。彼は本当にファンを愛しているし、みんなのためにそれぞれの公演で演奏したいんだ。何もせず、ぼーっとするために彼がドラッグを断って、生活をすべて変えたとでも思ってるのかい? そんなはずないだろ。彼はそれをやり遂げたわけで、自身で始めたことに終止符を打つことができる人なんだよ」

ガンズ・アンド・ローゼズは今夏ヨーロッパ・ツアーを行うことが決定しており、ダウンロード・フェスティバルではヘッドライナーを務めることも決定している。

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