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エルトン・ジョンがロシア国内での同性愛者の権利について話し合うために、プーチン大統領との面会を求めているという。

近年、ロシアでは同性愛者嫌いがゆえの暴力事件が起きていると報じられ、一方、プーチン大統領は2013年6月に未成年者への同性愛の宣伝を禁止する法案を成立させている。

BBCに語ったところによれば、エルトン・ジョンはプーチン大統領の同性愛者への姿勢について「孤立させる、偏見に満ちたもの」で「ばかばかしい」と話していて、2014年に同性愛者を子供に近づけるなとした発言を指摘している。

「勘弁してほしいよ」とエルトン・ジョンは語っている。「ロシアの大統領なんだぜ。よくもあんなバカなことを言えるんだ?」

「会ってみたいよ。叶わないんだろうけどね。彼は部屋を出ていった後、僕のことを正真正銘のバカと呼んで笑うんだろうけどね。でも、少なくとも頑張ってみたと言えるだけの良心は持っていたと思えるからね」

エルトン・ジョンは現在、隣国のウクライナに滞在していて、同国でペトロ・ポロシェンコ大統領と会見して、LGBTのコミュニティをサポートするよう強く求めている。エルトン・ジョンは経済界のリーダーたちとも会っていて、LGBTのコミュニティの人々が雇用機会の面で差別されないよう説得している。

エルトン・ジョンは同性愛者の権利についての揺るぎない提唱者であり、先月は同性愛の家族を描いた本を学校から撤去したヴェネチア市長を批判している。

6月にヴェネチア市長に当選したルイジ・ブルニャーロ氏は、先日、同性婚について触れた49冊の子供向け図書を学校から撤去したとして大きく報道されていた。

一方、エルトン・ジョンは先日、グロスターでのコンサート中に警備員をヒトラーに例えた暴言を吐いて謝罪を余儀なくされている。

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