リアム・ギャラガーは最新インタヴューで、ワン・ラヴ・マンチェスターで共演して関係性が改善したコールドプレイについて改めて語っている。
リアム・ギャラガーは今年6月に開催されたチャリティ・コンサート、ワン・ラヴ・マンチェスターでコールドプレイと共に“Live Forever”を披露して話題となったが、それまではコールドプレイについて子供向け番組の『トゥイーニーズ』みたいだとし、「すごくクソ」と語っていた。
リアム・ギャラガーはその後、コールドプレイに対して「これまで言ってきたことすべてを謝るよ。俺はチンポ野郎だった」と謝罪したことを明かしている。
元オアシスのフロントマンであるリアム・ギャラガーは今回、オーストラリアの『ヘラルド・サン』紙のインタヴューに応じ、コールドプレイに対する過去の批判について指摘されると、マンチェスターでのチャリティ・コンサートのような状況では過去の諍いは「忘れないといけない」として、続けてフロントマンのクリス・マーティンから連絡が来た経緯について改めて語っている。
「クリス(・マーティン)が電話してきて、(共演することに)興味あるかって訊いてきたんだ」とリアム・ギャラガーは語っている。「『当然だよ』って感じでさ。マンチェスターは俺の故郷だしな。俺はそこの人間だからね。クリス・マーティンには何度も会ってるし、他の奴にもね。ちょっかいを出してただけだよ。彼らに悪いことが起きませんようにって願ってるよ。実際、謝罪だってしたんだ。『俺はお前らをからかってただけなんだ。俺たちがここにいる目的を果たそうぜ』ってね。それで、ステージへ向かったんだ」
リアム・ギャラガーは続けて、コールドプレイに対する評価について次のように語っている。「実は、この間の晩に俺の家でパーティーがあってね、コールドプレイの大ファンだっていうギタリストも参加してたんだ。アコースティック・ギターでコールドプレイの最初の2枚のアルバムの曲を歌ってもらったんだ」
「最初の2枚のアルバムは素晴らしいよな。いい曲も入ってる。あいつらの新しい音楽に関してはファンじゃないんだ。今じゃ少しダンスな感じになってるからね。今のギター・ミュージックは十分にギターが入ってないんだ。ポップになったんだよ。コールドプレイはギターを取り上げて、ダンス・ミュージックを作ったんだ。俺のアルバムが場違いな感じで浮いてて、人々が気に入ってくれてるのはそういう理由だと思うよ。嘘偽りなく忠実にやってるからね」
リアム・ギャラガーは先日、『NME』の別冊『NMEゴールド』のなかでコールドプレイとの和解の経緯について語っている。
「あれはよかったよな」とリアム・ギャラガーは語っている。「俺たちはドイツでライヴがブッキングされててね。7時からってことになってたんだけどさ。(パートナーでマネージャーの)デビーが『絶対に誰がEメールを送ってきたか分からないわ』って言うからさ。俺が『ノエルじゃないんだろ? 失せろって言っとけ』って言ったら、『違うわ。クリス・マーティンよ』って言われてね。『何がしたいんだ?』って訊いたら、『何をしたいかは分からないわ。ただ、話をしたいって』って言うから、『ケンカでもしたいのか? 俺はそういう気分じゃないんだけどな』って感じだったんだ」
リアム・ギャラガーは次のように続けている。「とにかく、それでスカイプをしたら、あいつが『マンチェスターの件なんだけど、やるつもりはあるかい?』って言ってきてね。あいつは“Imagine”をやりたかったみたいなんだけど、『いいか、俺は“Imagine”はやらないな。それはない』って答えてさ。あいつは『やろうよ。素晴らしいものになるよ』って言うから、『俺も素晴らしいもになるのは分かってる。俺もお前も最高だからな。でも、それはないよ』って言ったんだ。そしたら『オアシスの曲はどうなの?』って言ってきたから、『ああ、もちろんやるよ』って言って、それで“Live Forever”になったんだ」
ライヴの後の出来事についてはリアム・ギャラガーは次のように『NME』に語っている。「ダラダラすることはなくて、激励されて、それでもう出たんだ。やれてよかったなって、そんな感じだね。クリスにはどうしたかって? 俺は『これまでの最低なこと、お前をこき下ろしてきたことは謝るよ。大意がないのは分かるだろ』って言って、あいつも『いいよ。いいよ。気にしてないから。最高だよ。やってみよう』って感じだったな」
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