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ディープ・パープルのイアン・ギランは、リッチー・ブラックモアを含めたラインナップでディープ・パープルを再結成する可能性を否定している。その理由は、彼がもはや素晴らしいギタリストではないと考えているためだという。

長年にわたってディープ・パープルのフロントマンを務めてきたイアン・ギランは、バンドの結成メンバーでもあるリッチー・ブラックモアとは良好な関係であると語っているが、彼と一緒に演奏はしたくはないという。

「最近のリッチーの演奏を素晴らしいとは思わないんだ」とイアン・ギランは現地時間8月29日に放送されたラジオ番組「シリウスXM・タウン・ホール」で語っている。「そして、それが主たる原因となって、うまくいくとは思えないんだ」

「お互いを夕食に招待し合ったことも何度かあるんだよ。でも、実現することはできなかったんだよね。俺はロンドン、彼はロング・アイランドに住んでいるものだからさ」

バンドのドラマーであるイアン・ペイスもリッチー・ブラックモアとの再結成には反対している。

「俺は毎晩ステージに上がるのが楽しいし、自分は4人の友達と一緒にいて、みんな毎晩演奏していくんだろうなってことが実感できるんだよね。(リッチーがバンドにいた時は)必ずしもそうはいかなかったわけで、またそれには戻りたくないんだ」

「あの人はそういう感じなんだよ。彼は凄い情熱的な人なんだ。彼は良いか悪いかでしか対処できないっていう。リッチーにはその中間がないんだよね……時々バンドのメンバーってそういうのに耐えられなくなるし、俺はステージに上がって楽しみたいんだ。俺はステージに上がって、すごく落ち込んで、惨めな気持ちになるっていうのは望んでいないんだよ。またそっちへ後戻りするような覚悟はないよね」

さらに、長年のディープ・パープルのメンバーであるロジャー・グローヴァーも20年間リッチー・ブラックモアと口をきいたことがないと明かしており、次のように続けている。「俺が昔のアルバムをリミックスしたりリマスターしたりしたから、俺のことをあまり認めてくれていないと思うんだ。ともかくそう聞いているんだよね」

なお『クラシック・ロック』誌によれば、先日リッチー・ブラックモアはディープ・パープルと最後にもう一度ショウをやりたい気持ちがあることをほのめかす発言をしていて、2016年のロックの殿堂の殿堂入り式典の際にディープ・パープルのマネージャーが彼をバンドのステージに参加させなかったと主張している。

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