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ザ・リバティーンズは、インディーズ・シーンで長年にわたって信じられてきた、かつてジョニー・ボレルがザ・リバティーンズに在籍していたという噂を否定している。

これまで、ザ・リバティーンズが駆け出しだった1990年台後半にジョニー・ボレルがベーシストとして在籍していたという噂は広く信じられていたほか、“The Boy Looked At Johny”や“Up The Bracket”はジョニー・ボレルについて歌った曲であると噂されていた。しかしながら、ザ・リバティーンズは『Q』誌との最新インタヴューの中で、レイザーライトのフロントマンであるジョニー・ボレルとバンドのベーシストのジョン・ハッサールは今でも良き友人である(彼はジョニー・ボレルの新作にも参加している)としながらも、彼が「本当の」メンバーであったことはないと否定している。

ジョニー・ボレルとの出会いについて訊かれると、ピート・ドハーティは次のように答えている。「そうそう!今は閉鎖しちゃったんだけど、昔、ブリック・レーンの辺りにザ・アルビオンっていう素晴らしいパブがあってさ。時折、邪悪な空気が漂っているような場所なんだけど、当時は外野からそういうのを観察していたんだ。それに参加するんじゃなくね」

「人間の姿をした悪魔のジョニー・ボレルが、俺がパブの看板を家に持ち帰ろうとしてるのを見て、『それをどこへ持っていく気だ?』って言ってきんだ。俺が『こいつをホワイトチャペルまで持ってかないといけないんだ』っていうと、彼に『ダメだ、俺のところに置いていけ』って言われてね。彼がそのブリック・レーンのイカした新しいヒップスターの溜まり場を買ったって言うから、俺はそれに従ったんだ。次の日にヴァンに乗ってそこへ戻ってみると、それも奴もなくなっていてね、一体何が起きたか分からなかったよ! これは実際に本当にあった話なんだ。ジョニー・ボレルをこき下ろすつもりはないよ。もしかしたら、あれは別のジョニー・ボレルだったのかもな」

カール・バラーはまた、ジョニー・ボレルがバンドのリハーサルに二度参加したことがあるとしながらも、「ザ・リバティーンズに在籍していたことはない」と語っている。

「すごく困ってるから、もしあいつが俺たちを手伝ってくれ(て、ライヴでベースをやってくれ)るんだったら、そりゃ最高だって言ったんだよね」とピート・ドハーティは語っている。「でもさ、やるよって言ったなら、やんなきゃいけないものだよね。ギグの2分前にカーディフから電話をかけてきて、アラバマ3と夢を叶えているところだよ、なんて言っちゃ駄目なわけでね」

カール・バラーはさらに次のように続けている。「まったくその通りだよな。処女も奪わなきゃ、ギグもやらないってことならさ、このバンドに在籍していたことにはならないんだよ」

一方、ザ・リバティーンズは先日『NME』に今度のツアーやニュー・アルバム、さらには自身の本拠地となるホテルとスタジオを作る計画についても語っている。

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