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エルトン・ジョンが、同性カップルの家族に関する書籍を学校から撤去したヴェネチア市長を声高に非難している。

6月にヴェネチア市長に当選したルイジ・ブルニャーロ氏は、先日、同性婚について触れた49冊の子供向け図書を学校から排除したとして大きく報道された。

この措置について、ルイジ・ブルニャーロ市長は「対象(の本)は、とりわけ就学前の幼児には不適当」と見なさざるを得ず、「母親と父親がいる大多数の家庭のことを考えるべき」との見解を述べた。

7月に入ってルイジ・ブルニャーロ市長は、前市長が「社会についての個人的見解」を学校の児童に押し付けていたと発言し、その後、ツイッターにこう投稿している。「ヴェネチアでは、3歳以下の幼児に性的混乱を与えるリスクは絶対に侵しません。我々は子供の成長を尊重します。加えて、同性愛者の選択についても全面的に尊重しています…ですが、そのことは子供にはまったく関係ないのです」

エルトン・ジョンは、この報道に反応して、ルイジ・ブルニャーロ氏への非難をインスタグラムに投稿した。彼は、同氏を「とんでもない馬鹿面のヴェネチア市長」と表現している。

さらに、「多様性や寛容、愛に基づく世界を推進する代わりに、(ブルニャーロは)不和と無知を助長する未来の社会を支持している」と書き加えている。

そして、「美しいヴェネチアはまさに水没しつつあるね、粗野で偏狭なブルニャーロが沈む速度には及ばないけど」と続けている。

一方、エルトン・ジョンは先日、グロスターでのコンサート中に警備員をヒトラーに例えた暴言を吐いて謝罪を余儀なくされている。

エルトン・ジョンは6月7日、キングスホルム・スタジアムでの公演を中断して、観客席を担当していた警備員について不満をぶちまけた。その警備員は、観客が腕を振り上げるのを制止していたと報じられている。

「厳しくしすぎだ、ここは中国でもないのに。ああムカつく! 制服を着てるからって、ヒトラーになったつもりか…そんなことは許さないぞ、腹が立つ!」とエルトン・ジョンは言い放った。

この罵倒の後、エルトン・ジョンは自らの発言を訂正して、その警備員に対して長々と謝罪した。

エルトン・ジョンは、「謝罪するよ。警備員たちにそんなことを指示した誰かが大間違いで、彼女は悪くない。彼女に謝罪するし、ちゃんと面と向かって謝りたい。こっちに上がってきてくれたら、力いっぱいハグするよ、おいで。君は職務をまっとうしていたんだね。でも、あれはすごくイラつくから、皆が手を振りたいんなら、制止するのはやめてくれ。これは音楽のイベントなんだからね」と語っている。

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