ステイタス・クォーのメンバーは、昨年12月に亡くなったギタリストのリック・パーフィットの葬儀にツアー・バスで駆けつけている。
ステイタス・クォーのギタリストであるリック・パーフィットは、現地時間12月22日に肩のケガで病院に収容された後、「重度の感染症」のために享年68歳で亡くなっている。現地時間1月19日、英サリーの葬儀場でリック・パーフィットの密葬が執り行われ、友人や家族、ファンらが別れを惜しんだという。
葬儀には、50年来のバンド・メンバーであるフランシス・ロッシを筆頭に、ステイタス・クォーの現メンバーであるアンディ・ボーン、ジョン・”ライノ”・エドワーズ、レオン・ケーヴ、そしてリック・パーフィットが健康上の理由で脱退した昨年の10月に加入したリッチー・マローンらが参列している。
リック・パーフィットの息子であるリック・Jr.・パーフィットによって弔辞が読み上げられ、3人目の妻であるリンゼイ・パーフィットによって白いバラが捧げられた後に、「素晴らしい子供たち」を残してくれたことへの感謝が綴られた「ライヴ」をテーマにした葬儀にふさわしくギターの形をした献花が捧げられた。他にも、TVタレントであるクリス・タラントやクイーンのギタリストであるブライアン・メイらによってメッセージが捧げられたほか、参列者にはスパンダー・バレーのトニー・ハドリーの姿もあったという。
「20歳の頃からリックのことは知っているんだ」トニー・ハドリーは『デイリー・メール』紙に語っている。「彼は本当に最高な男の一人さ」
「ライヴ・エイドやバンド・エイドの記憶が蘇ってくるね。(バンド・エイドとして)いろんな人たちとレコーディングしないといけない状況で、その中でもリックとフランシス(・ロッシ)は一番面白いやつらだったんだ」
トニー・ハドリーは続けている。「ライヴ・エイドも思い出すよ。僕はジャニス・ロングとステージの端にいてさ、ステイタス・クォーが”Rockin’ All Over The World”を演奏し始めたんだよね。思わずジャニス・ロングの方に向き合っていったよ。『すごいな。ここに8万人もお客さんがいるんだぜ』」
「リックについて言えるのは、本当にナイスガイで、愛すべき男で、本当に面白いやつだったってことだね」
リック・パーフィットは2016年10月まで50年以上にわたってステイタス・クォーとして活動し、一連の健康問題のためバンドを離れていた。リック・パーフィットは1997年に心臓バイパス手術を受けており、2016年夏にも心臓発作が起きている。
ステイタス・クォーはこれまでに100曲以上に及ぶシングルをリリースしており、リック・パーフィットによって書かれたものも多数あり、1億枚を超えるセールスを記録している。
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