ベックが待望の新作に関する最新情報を語り、「もうまもなく」リリースされるとファンに明かしている。
“Dreams”や“Wow”、サッカーゲーム『FIFA 17』のサウンドトラックに提供した“Up All Night”といった楽曲をリリースしてきたベックだが、一連のリリースに続く通算10作目となるアルバムについてファンは情報を心待ちにしており、新作は2015年にグラミー賞を受賞したアルバム『モーニング・フェイズ』に続くものとなる。
新作については元々は2015年夏のリリースが予定されていたが、その後、2016年10月に先送りされることが発表されていたものの、リリースは実現していない。今回、その新作をめぐる状況について明らかにされている。
米ラジオ局「KROQ」のインタヴューでベックは、アルバムについて「もうすぐだよ……もうまもなくなんだ」と語り、「ちょうど完成させたところなんだ」としている。
新作の遅れについては次のように続けている。「今回のアルバムは去年の内に世に出るはずだったんだけどね。でも、そこからツアーをして、それ以外のこともたくさんやってたからね」
新作については、以前にベックが2015年にハイド・パークでのブリティッシュ・サマー・タイム・フェスティバルで、ザ・ストロークスの前に演奏したことを受けて、彼らから影響を受けたものであると明らかにしている。
「ある夏の夜だったんだけど、観客がみんな手を挙げてたんだ」と彼は語っている。「祝祭的な空気をみんなで共有している感じでね。ああいうものをスタジオに持ち込みたかったんだ。ああいうエネルギーであり、歓喜だよね。そうしたものがちょっと目を覚まさせてくれたんだ」
『NME』に対しては新作について次のように語っている。「このアルバムではすごく自由な感じがあるんだ。いろんなことを解決して、物事を試す時間があったんだよね。一つの方向で突き詰めてみて、その後、別の方向を突き詰めてみたんだよ。いくつか別のアイディアも出てきて、それが面白くてね。それで別の方向性にも行くことができたんだよ」
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