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セイント・ヴィンセントはニュー・アルバムについて今までで「最も奥深く、最も大胆なもの」になると語っている。

本名をアニー・クラークというセイント・ヴィンセントだが、表紙を飾ることになった『ギター・ワールド』誌で新作について「正真正銘の大転換」を行っていると語っている。

「ツアーとレコーディングをひたすら繰り返してきたここ10年ほどのサイクルから脱却して、一歩引いたところから自分と向き合うことができたわ」と彼女は『ギター・ワールド』誌に語っている。「きっと今までで最も奥深く、最も大胆なものに仕上がるわ」

さらに彼女はこう続けている。「今の活動の場というのはクリエイティヴな人々にとって本当にオープンだし、きっとリスクも報われると思ってるの。特に今は政治的・地政学的な視点に立つと、いちかばちかみたいな状況だしね。パーソナルなことも政治的で、政治はアートに影響を与えずにはいられない。そして、言うべき本当にリアルなことを持っている音楽だけが期待にかなうのよ」

『ギター・ワールド』誌によるとセイント・ヴィンセントの新作アルバムは来春リリースされるという。新作は、『NME』のアルバム・オブ・ザ・イヤーにも選出された2014年の『セイント・ヴィンセント』以来となる。

一方で、セイント・ヴィンセントはクリステン・スチュワートの新作ショート・フィルム『カム・スウィム』に楽曲を提供している。

『カム・スウィム』は来年のサンダンス・フェスティバルにて初公開される。またクリステン・スチュワートが映画監督を務めるのは今作が初めてとなっている。

「ステレオガム」によれば、『カム・スウィム』はファッション・サイト「リファイナリー29」が女性映画監督に焦点を当てた「シャターボックス・アンソロジー」の一部として制作されたという。本作は「ある男の1日と、半印象派半リアリストの肖像を描く二連作」と評されている。

セイント・ヴィンセントは1月のサンダンス・フェスティバルにて初公開される別の映画にも関わっており、4人の監督が取り組むホラー・アンソロジー『XX』にカリン・クサマ、ロクサーヌ・ベンジャミン、ジョバンカ・バッコービックと共に参加している。

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