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インスパイラル・カーペッツのファンは亡くなったドラマーのクレイグ・ギルを讃えるため今年のクリスマス週にバンドのシングルを全英1位にしようというキャンペーンを立ち上げている。

クレイグ・ギルは今週、享年44歳で亡くなったことが発表されている。インスパイラル・カーペッツは“This Is How It Feels”や“Dragging Me Down”といった楽曲で90年代に成功を収めている。

今回、立ち上げられたキャンペーンは、インスパイラル・カーペッツが1994年にリリースした“Saturn 5”をクリスマス週に全英シングル・チャートの1位にしようというものになっている。このキャンペーンはクレイグ・ギルの幼馴染だというロブ・マッコイによって立ち上げられている。

ロブ・マッコイは『マンチェスター・イヴニング・ニュース』紙に次のように語っている。「彼は幼い時、何本か離れたストリートのところに住んでたんだ。クレイグはいつだってすごく才能のある人だった。彼が14歳でバンドに加入したわけだけど、バンドが成功するなって分かったのもそれが一つ大きかったんだ」

「僕らはBMXをやっててね。ウィリーをやって、彼は大会や競争で勝利を収めていたんだ。それにブレイクダンスも僕ら全員のなかで一番うまかったしね。友達のグループに仲間入りさせたい奴っているけど、彼はすげえ奴だったんだよ」

ファンには12月8日から12月22日の期間にiTunesやAmazonといったデジタル・ストアで楽曲を購入することを求めている。また、この期間にアップル・ミュージックやスポティファイといったストリーミング・サービスで楽曲を聴くことも順位に換算される。

“Saturn 5”のミュージック・ビデオはこちらから。

また、クレイグ・ギルはミュージシャンとしてだけでなく、マンチェスターの音楽的遺産をめぐるマンチェスター・ミュージック・ツアーを主催していたことでも知られている。

ツアーは、ザ・スミスが『ザ・クイーン・イズ・デッド』のアートワークの中で写真を撮影したサルフォード・ラッズ・クラブや、ジョイ・ディヴィジョンが『アンノウン・プレジャーズ』をレコーディングしたストロベリー・スタジオをはじめ、オアシスが煙草をふかしていた街並みなどを回り、ツアーはマンチャスターの文化的歴史を俯瞰するものとなっていたという。クレイグ・ギルの知識と人柄もあって、音楽ファンには必須のツアーとなっていたことで知られている。

インスパイラル・カーペッツも自身のツイッターでクレイグ・ギルに追悼の意を表明している。

https://nme-jp.com/news/29840/

また、リアム・ギャラガーもツイッターで追悼の意を表明している。

「ギルの死を知って愕然としたよ。遺族とバンド・メンバーにお悔やみを申し上げます。永遠に生きてくれ」

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