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ジョニー・マーはモリッシーの自伝をまだ読んでいないことを明かしており、その理由として「自分の本を書く上で影響を受けたくなかった」と語っている。

今週、ジョニー・マーは自伝『セット・ザ・ボーイ・フリー(原題)』を刊行している。そのなかで彼は自身の人生やザ・スミスの結成から解散までについて綴っている。バンドに関する誤った認識を訂正したいと思っているジョニー・マーだが、モリッシーの自伝『オートバイオグラフィ』は読んでいないという。

『NME』にモリッシーの自伝を読んだかと訊かれたジョニー・マーは次のように答えている。「いや、まだ読んでいないんだ。主な理由としては、その質問に答えたくなくてね。俺がデタラメを言ってると思うかもしれないけど、本当に読んでないんだ」

「まあ、いつかは読むだろうけどね。本の感想を訊かれるのが嫌で最初は読んでなくて、その後は自分の本を書く上で影響を受けたくなかったから読んでなかったんだ」

ジョニー・マーは、『セット・ザ・ボーイ・フリー(原題)』の執筆が進むにつれザ・スミスの時代を書くのはどうだったかと訊かれて、次のように答えている。「最高以外になんて形容すればいいんだろうな? 本当にそうだったんだから。それ以外の感想を持てるって一体誰が思うんだ? 俺たちは若かったし、最高のバンドにいて、俺たちの身にはいつも素晴らしいことが起きてたんだ。それが真実さ。いろんな考えを持った人々によって曲解されてるけど、それを訂正したかったんだ」

また、イギリスのEU離脱をめぐる国民投票の結果を「立派」だと評したことや、ナイジェル・ファラージを「自由教育者」と呼んだことを受けて、ジョニー・マーはモリッシーの政治的価値観から距離を置いている。

ジョニー・マーは「イデオロギーの面で共通のところはおそらくあまり多くない」ことを認めている。

「いつもそのことを忘れちゃうんだけどね」とジョニー・マーは語っている。「いつも他人伝いに聞くからね。けど、もし本当にファラージを応援してるなら、誰もが想像できるだろうけど、ちょっとした欠点だよね」

ジョニー・マーは自伝のなかで2008年にザ・スミスの再結成の可能性について話し合うためにモリッシーと会ったことについて述べているが、後に再結成を切望していないと語っている。

ジョニー・マーの自伝『セット・ザ・ボーイ・フリー(原題)』は11月3日に刊行されている。

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