オアシスが再結成ツアーに向けてサポート・バンドをブッキングしているかもしれないとの噂が報じられている。
今月初め、イギリスのブックメーカーはその過熱ぶりのために2017年のオアシスの再結成についての賭けを中止しており、再結成をめぐる議論は更に高まりを見せている。
2009年のオアシス解散以降、ギャラガー兄弟の仲は緊張状態が続いている。リアムは最近、ノエルのことをポテト(間抜け)、ヒキガエル(嫌なやつ)、「殺人鬼ピエロ」、さらに「ロック界のロニー・コルベット(英のコメディアン)」と呼んだり、ノエルの服装のセンスをテイク・ザットのゲイリー・バーロウに喩えたりして、兄への批判を公にしている。
そんななか、オーストラリアの音楽サイト「ノイズ11」が「リアム・ギャラガーと極めて近い関係にある90年代のUKロックバンド」に再結成ライヴの「オープニング・アクトの話を持ちかけられた」という関係者の言葉を報じている。
情報源は定かではないが、「リアムとノエルのギャラガー兄弟間の確執は、人気獲得のためにお互い敵対心を示しているが、実際のところ改善されている」と「ノイズ11」は報じている。
『NME』では、現在ノエル・ギャラガーとリアム・ギャラガー双方の広報担当者に記事に対するコメントを求めている。
映画『オアシス:スーパーソニック』の監督であるマット・ホワイトクロスは先日、オアシスの再結成についてそうするプレッシャーがもっとなくなったら、実現するかもしれないと語っている。
米『ビルボード』誌にマット・ホワイトクロスは次のように説明している。「微妙なのはさ、多くの人々が彼らにプレッシャーをかけてることで、そうしたプレッシャーがなくなったほうが実現しそうだってことだよね」
彼は次のように続けている。「でも、映画の終わりでノエルがファンについて語っているんだけど、それこそが彼が何度も立ち返ってるものなんだよね。そして、彼はファンの貢献についてすごく寛大だからね。思うにファンのためならやると思うよ。ノエルは決してやらないと言ったことはないしね。まあ、冗談は飛ばすけどさ。リアムは『よし、ツアーに戻ろうぜ』って感じで、彼はやりたがってるよね」
「すぐに実現しない理由としては彼らは裕福なポジションにいるからね」とマット・ホワイトクロスは語っている。「二人ともお金持ちだからね。一緒にやる機会を追求する必要がないんだ。だから、幸いにももし一緒にやることになったら、それはちゃんとした理由があるだろうし、二人ともやりたがったからだろうね」
一方、リアム・ギャラガーはオアシスの再結成を熱望しているというファンからの揶揄に対して反論し、バンドの解散は兄のノエル・ギャラガーのせいだとしている。リアム・ギャラガーは、来年ソロ・アルバムをリリースする予定となっている。
※公開後、記事の内容を修正しました。
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