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オアシスのドキュメンタリー映画『スーパーソニック』の監督のマット・ホワイトクロスは、リアム・ギャラガーが映画制作についてセラピーに似ていると語っていたことを明かしている。

映画のプレミア試写会は現地時間10月2日に催され、リアム・ギャラガーと元オアシスのギタリストであるポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ、映画の監督を務めたマット・ホワイトクロスによるQ&Aセッションも行われた。

マット・ホワイトクロスは今回、『インディペンデント』紙に対して次のように語っている。「リアムはずっと『なんかセラピーみたいだな、一度も受けたことはないけど。来週も来ればいいんだろ』って言っていたよ。だから、僕は映画なんか公開されないってフリでもするべきだって言い続けてたんだ」

さらに、マット・ホワイトクロスは続けている。「誰かと一緒にアーカイヴの素材を見返しているとね、とてもおかしくてスキャンダラスなんだけど、どこか表面的なんだよ。でも、個別に会うと、より深く掘り下げることができたり、昔のことを再考したりすることができたし、それに誰かが今にも出ていってしまうのではないかと心配しなくて済むんだよ」

またマット・ホワイトクロスは、コールドプレイのクリス・マーティンが、オアシスの再結成に熱心である様子も明かしている。「ノエルはクリス・マーティンと親しいんだけど、クリス・マーティンはいつも彼らに『いいから電話をかけろ』と言っているよ。でも、そんなに簡単じゃないことは明らかだよね。そうでなければ、彼だってとっくにしているはずだから」

マット・ホワイトクロスは、同映画の影響について次のように続けている。「人々に失ったものを思い出して欲しいんだ。僕はミュージシャンじゃないけど、バンドが描いた軌跡は今ではあり得ないものだと感じるし、それはとても悲しいことだ。それに人々が本当のリアムとノエルを知らないという感覚がある。みんな兄弟のことをカリカチュアみたいに思っているけど、それはまったく真実とは異なるんだ。そのバランスを正せればいいと願っているよ」

そしてマット・ホワイトクロスは、こう付け加えている。「もしバンドを復活させることができれば、もっといいけどね」

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