ヴィクトリア・ベッカムは、スパイス・ガールズが来年再結成する際、バンドのヒット曲ではなく、新しい楽曲を歌うことを希望しているという。
この伝説のガールズ・グループは、ファースト・ヒットの“Wannabe”の20周年を記念して今年の前半に再結成を計画中との噂が流れた。だが、ヴィクトリア・ベッカムと、現在もソロとして活躍中で元メンバーのメラニー・チズムは再結成に加わるのを辞退している。
スパイス・ガールズの残りのメンバー3人、ジェリ・ホーナー、メラニー・ブラウン、 エマ・バントンは代わりにトリオを結成し、GEMと名乗っているが、ポッシュ・スパイスことヴィクトリア・ベッカムは彼女たちに新曲のパフォーマンスを行ってもらうことを望んでいると明らかにしている。
「彼女たちは自分たちの作品を歌うべきだと思うわ」とヴィクトリア・ベッカムは『サンデー・タイムズ』紙のインタヴューで語っている。「だって、スパイス・ガールズでやった曲はとても特別なの。もし、彼女たちがスパイス・ガールズの曲を歌ったら、ちょっと悲しいかなって思う」
元バンド・メイトの成功を願うかと訊かれると、彼女は次のように答えた。「もちろんよ。新しいグループとして、ほんとに」
彼女は次のように続けている。「スパイス・ガールズからは多くを学んだわ。なかでも一番大事なことは、1分間ですべてを手に入れ、次の瞬間にはそれを失うっていうことがどのように起こるのかよ。私はセカンド・チャンスを与えられた。だから、これを二度と失いたくないわ」
先日、メラニー・チズムも、なぜスパイス・ガールズのメンバーで再結成する機会に参加しなかったかを語っている。
「実を言うと、今年何回か元バンド・メンバーと実際に会って喋って、エマ、ジェリ、メラニーに提案された再結成に参加しないことにしたの」とメラニー・チズムは『ラヴ・マガジン』に語っている。「当然のことながらヴィクトリアは自身のファッション・ブランドの仕事と、比較的大人数いる家族のために既に参加しないことにしていたし。私にとって一番しんどかったのは、私たちのファンや、応援してくれる女の子・人々、文明やなにかをがっかりさせてしまうことだったの。でも、なんか違うなって気がして、そういう私の直感に従ったわ。」
「世界中の巨大なアリーナで演奏するのはとても魅力的だし、私たちに夢中になってくれているファンにポップ・ソングを歌ってかつての栄光を再び手に入れたいとも思うけどね」と彼女は続けている。「しかも、お金を稼げる機会なんだけどね。でも、私たちは5人組のグループだったし。オリンピックでピークを迎えたんじゃないのかしらって? 最高潮を迎えた時に引退するっていうのはそれだけで意味があると思うの」
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