ニルヴァーナの公式フェイスブックが、フロントマンのカート・コバーンがまだ生きているという陰謀説について反応を示している。
カート・コバーンは1994年4月に亡くなっている。その死因については自殺であると公式に発表されているが、その死を巡ってはこれまで様々な憶測が出回ってきた。
『デイリー・メール』紙によると、ペルー人歌手のラミロ・サーヴェドラがペルーのテレビ番組「ジョ・ソイ」で、”The Man Who Sold The World”を披露している2012年の映像を観たファンが、カート・コーバンはまだ生きているとコメントしていることが報じられている。
そのパフォーマンス動画はこちらから。
これを受けて公式フェイスブックは『デイリー・メール』紙の記事のリンクを投稿しており、そこには皮肉めいたキャプションがつけられている。「事実です。カートは生きています。彼は右手ではギターの演奏を習得するのには時間が必要だったのでしょう。左利き用のギターを見つけるのは簡単ではないですから。彼が戻ってきて私たちは本当に嬉しく思います。そして、私たちの心の奥深くに秘めているすべての悲しみをもって彼を許してあげましょう」
ニルヴァーナのフェイスブック・アカウントの管理者はこの投稿に次のようなコメントも付けている。「みんな陰謀説が好きだなって思いました。私の手には負えません」
一方で、カート・コバーンの遺族は、彼の遺したアート作品の展覧会を開催しようとしている遺品管理のマネージャーと仕事に取り組んでいることが伝えられている。
ジェフ・ジャンポールによるマネージメント会社、ジャンポール・アーティスト・マネージメントはこれまでオーティス・レディングやジャニス・ジョプリンといった亡くなったアーティストの遺品を管理してきたという。1994年に亡くなったカート・コバーンは、このマネージメントの最新の顧客となっており、ジェフ・ジャンポールはカート・コバーンについて「世紀をまたいで影響力を発揮する」アーティストだと語っている。
カート・コバーンの元妻であるコートニー・ラヴは、彼の名前と肖像に関する権利を娘のフランシス・ビーン・コバーンに2010年に譲渡しており、『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューでジェフ・ジャンポールはカート・コバーンの巡回型の展覧会について遺族と仕事をしていると語っている。
ジェフ・ジャンポールによれば、展覧会は「カートの音楽やアート作品、彼の所有物」を展示するものになるという。「世間の大半は見たことも聞いたこともない、いくつかの素晴らしいキャンバスがあるのです」と彼は語っている。
※公開後、記事を修正しました。
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