GETTY

Photo: GETTY

ブライトン出身のバンド、アーキテクツのギタリストであるトム・サールが亡くなった。享年28歳だった。

彼は3年以上にわたってガンを抱えていたという。現地時間の8月20日に亡くなっている。

バンドのドラマーで、トム・サールとは双子の兄弟であるダン・サールは『ガーディアン』紙によれば、フェイスブックに以下のように投稿している。「信じられない悲痛さと悲しみと共に、8月20日の深夜12時を12分ほど過ぎた頃に、僕の素晴らしい兄弟であるトムが、3年以上に及ぶガンとの生活を経て亡くなりました」

「彼は途轍もないソングライターであり、ギタリストでした。そして、彼は最も近く、最も昔からの友人でした。彼は面白くて、知的で、やさしい男でした。彼は僕らの人生に巨大な喪失感を遺していくことになりました」

ダン・サールは「ガンの治療のために受けなければならなかった様々な手術」のために、15ヶ月にわたってライヴをやるのを恋しがっていたとしており、トム・サールが病院に運ばれ、昏睡状態に陥ったためにヨーロッパでのフェスティバル出演とアメリカ公演をキャンセルしたことを明かしている。

「先生が彼が目を覚ますことはなさそうだと伝えてきたんだ」と彼は述べている。「でも、その5日後に予想に反して目を覚ましたんだ。それからの数日間は、家への救急ヘリでの搬送を断って、ユーロスターで家に帰ったんだ。昔通りのトム・サールだったよ」

「最後の2ヶ月はこれを最後にしようと、病気を克服するためにあらゆるものと闘ってんだ。いい方向に進んでいるように見えたんだけど、最後の2週間になって容態が急転して、最終的に彼は逝ってしまったんだ」

ダン・サールはバンドの今後については現時点で決まっておらず、「これまでと同じバンドでいられることはないし、それは否定できないね」としつつも、最新作『オール・アワー・ゴッズ・アバンダンド・アス』のツアーは行う予定だとしている。

「数週間後にオーストラリアに行って、10月から11月にはイギリスとヨーロッパでツアーをする予定なんだ。こうしたライヴが僕の素晴らしい兄弟へのみんなのリスペクトを見せてもらえるような機会になればと思ってる。ステージに立って、毎晩彼なしで演奏するのは簡単ではないけど、やらなければならないことだと思ってるんだ」

「僕らは進み続けたいと思ってるし、懸命にそうするつもりだよ。でも、トムも誇りに思ってもらえると間違いなく思う作品でない限り、新曲はリリースしないだろうね。僕らが納得できるものに到達できるかどうか次第なんだ」

また、トム・サールはホーヴのマーレッツ・ホスピスで治療を受けていたことを明かし、同病院への寄付を行えるページも公開されている。

https://www.justgiving.com/fundraising/thomassearle

アーキテクツは2004年に結成され、今年リリースされた『オール・アワー・ゴッズ・アバンダンド・アス』を含め7枚のアルバムをリリースしている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ