モリッシーがデイヴィッド・キャメロン元英首相の辞任を称賛する必要はなかったと発言している。
キャメロン元首相は、国民投票でEU離脱が勝利したのを受けて首相を辞任し、新たな保守党のリーダーであるテリーザ・メイ議員が代わりに首相の座についている。
News.com.auによると、モリッシーは「僕は称賛する必要がなかった、なぜなら、ほとんどの英国の首相はオフィスを去ってから3日で忘れられるからだ」と述べている。
「トニー・ブレアは人道に対する罪で裁判にかけられたため、国民が注目したがった唯一の例外だ。政治的なことで言えば、古き良き日の英国なんてものは今じゃ存在しないものなんだよ」
また、モリッシーは、アメリカの国政についても語り、バーニー・サンダース民主党大統領候補が「建設的な変革のための唯一のチャンス」だったと述べている。
「これまでのようにアメリカの政治に意味があると考えることが間違いなんだよ。アメリカでは明らかに八百長が行われているわけでね。人々はクリントン候補を阻止するためにトランプ候補に投票し、もしくはトランプ候補を阻止するためにクリントンに投票するんだよ。つまり人々は悪い奴の当選を阻止するために投票しているに過ぎず、良い人だからという理由では投票しないんだよ」とモリッシーは語っている。
「バーニー・サンダース大統領候補は、アメリカの建設的な変革のための唯一のチャンスだったが、メディアによって退けられたわけだよね。サンダース候補のサクセス・ストーリーは普通ではないものだったとはいえ、資産家ではなく、戦争に対しても積極的ではないがゆえに、上層階級の求めるものではなかったんだよ」
「実際、最終候補者を決めたのはCNNだよね。例えば、サンダース候補が予備選挙に勝利するたび、CNNの見出しは『Bad Night For Hillary(ヒラリーにとって悪い夜)』であり、クリントン候補が勝利した時には、見出しはサンダース候補について言及することはなかった。つまりはこうやって、アメリカの政治はクリントン候補の下にあり、サンダース候補の下にはないということを人々の頭に植えつけたんだよ」
さらにモリッシーは、動物福祉党からのロンドン市長選への出馬の報道について事実であることを認めつつも「介入することの無意味さを知ることになるだろう」と述べている。
モリッシーは次のように続けている。「結局、市長は僅かな得票で当選するんだろうね。もちろん、そいつはハラールに則ったものを食べ、早口で喋るので何を言っているのか人々が理解できない。そういうのが英国のメディアにはぴったりお似合いなんだよ」
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