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スレイヤーのケリー・キングが「アメリカ大統領選の安全で正確な選択はヒラリー・クリントンである」と語っている。

ギタリストでチーフ・ソングライターのケリー・キングは、ファンたちが11月には自分たちなりの決断を下すことを期待しつつ、アメリカの大統領選について自らの考えを明かしている。

米『ローリング・ストーンズ』誌に対して「俺は決して政治のアナリストなんかじゃないが、ヒラリー・クリントンが安全で正確な選択だと考えている」と語っている。

「トランプはただの前座に過ぎない」とケリー・キングは続けている。「トランプの支持者には誰一人として謝る気はないよ。あいつが人気なのは、WWE(プロレス団体)の政治版みたなもんだからだと思う。プロレスみたいに世間を驚かせる存在で、それがアメリカの中間層が奴をすごく気に入っている理由なんだ」

ケリー・キングはトランプのプロレスのような魅力の一部はその毒舌スキルにあると指摘する。「あいつは俺が見てきた政治家の中で一番の大嘘つきだよ」と、ケリー・キングは笑いながら続けている。「ほとんどが嘘つきだけど、奴はあからさまで大胆なんだ」

保守派寄りのファンを怒らせることになるのでは、と訊かれて、こう答えている。「みんな、それぞれ自分の考えを固めるべきで、友達がどっちを信じているからとか、そういったことでその考えに支配されるべきではないよね。彼女や配偶者や、誰だとしても。人はみな、“個人”であるべき……って、話が宗教じみてきたかな?」

スレイヤーは先日、出版社のダークホースコミックスとのコラボレーションにより、全3部作の新作コミック『スレイヤー:リペレントレス』を刊行すると発表している。なお、先週行われていたコミコンでは、そのコミックのカバーのサイン入りポスターを披露している。

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