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エリック・クラプトンが所有していたギターがオークションで45000ドル(約480万円)の値を付け、その収益はテキサス出身の有名ミュージシャンの、白血病で亡くなった妻の治療費に使われるという。

ダラスのヘリテージ・オークションは、エリック・クラプトンが所有していた2014年フェンダー製ストラトキャスターが高値を付けたことを発表している。ヘリテージ・オークションの広報担当者、エリック・ブレイドリーによれば、落札したのは匿名の人物で、入札額は予想の2倍を超えるものとなったという。

この2014年フェンダー製ストラトキャスターは、昨年ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催された「スローハンド・アット・70」公演でも使用されたものとなっている。

今回のオークションによる収益は、グラミー賞受賞歴のあるカントリー・バンド、アスリープ・アット・ザ・ホイールのメンバーであるジョニー・ニコラスの妻が患っていた白血病の治療費と白血病の研究に使用される。

先日、エリック・クラプトンは神経損傷によってギターの演奏について制限が出ていることを明かしている。

エリック・クラプトンは末梢神経障害のために知覚と動作が減じられている状態にあるという。2013年、エリック・クラプトンは背中の痛みのためにいくつかのツアー日程のキャンセルを迫られており、この痛みが神経障害の始まりだったとしている。

『クラシック・ロック・マガジン』誌に対してエリック・クラプトンは「昨年を通して多くの痛みがあった」と語っており、腰の痛みからそれは始まったという。「それがいわゆる末梢神経障害になっていったんだ。それは電気ショックが足に降りていくような感じだったんだよ」

「ギターを弾くのが大変な仕事になったんだよ。それが改善しないという事実と折り合いをつけなきゃならなくなったんだよ」と彼は続けている。2014年の『アンカット』のインタヴューでは「ツアーが耐え難いものになってしまったんだ」と語っており、「引退も考えている」ことを明かしている。

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