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カサビアンは、ジョン・レノンによる椅子に基づいたロックンロールのコンセプトに刺激を受けたと語っている。

かつてインタヴューでジョン・レノンは『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「ブルースっていうのは椅子なんだ。椅子のデザインでもなく、いい椅子でもなく……初めての椅子だったんだ。座るための椅子で、見るためでも鑑賞するためでもない。音楽に座れるんだよ……僕らのサウンドは他の誰とも違ったけど、すべてそのおかげさ。僕らは黒人ミュージシャンのようなサウンドじゃなかった。だって、黒人じゃなかったからね。そして、僕らは違った雰囲気と音楽なんかのなかで育ってきた。“Please Please Me”も、“From Me to You”も、そういったすべてが僕らのバージョンの椅子だったんだよ。自身の椅子を作ったんだ」

カサビアンのギタリストであるサージ・ピッツォーノは『Q』誌に次のように語っている。「ジョン・レノンは、ザ・ビートルズ・バージョンのロックンロールは彼らの椅子だったと言ってるんだよね。それで、『なら、俺も自分自身の椅子を作りたい』と思ったんだ」

2014年発表の『48:13』に続く新作については秋のリリースが見込まれており、サージ・ピッツォーノによれば「ギターのルーツに立ち返っている」という。トム・ミーガンは次のように語っている。「サージがデモを聴かせてくれたんだけど、『何だよ、これ!』って感じでさ。 『48:13』とはまったく違うんだ。インタールードとか、そういうもんはないんだよ」

トム・ミーガンは新曲“Put Your Life On It”について「“Let It Be”と同じくらいいいから、泣くんじゃないかな」と語っており、“Good Fight”については「信じられないよ、デヴィッド・ボウイの曲みたいなんだ」と説明している。他にも新作には“You’re In Love With A Psycho”や“24/7”といった楽曲の収録が見込まれている。

“Put Your Life On It”はプレミア・リーグでのレスター・シティの優勝を記念して5月に行われた本拠地、キング・パワー・スタジアムでのライヴで初披露されている。

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