ザ・ストロークスのフロントマンであるジュリアン・カサブランカスは、バンドのミュージック・ビデオが政治的内容を含んでいるために、お蔵入りになったと発言している。
アップル・ミュージックのラジオ・サービス「Beats 1」のゼイン・ロウの番組で、ジュリアン・カサブランカスが語ったところによると、ザ・ストロークスは新曲“OBLIVIUS”のミュージック・ビデオを公開しようとしていたが、事前に「公開禁止」にされたという。
「俺たちはまず“OBLIVIUS”に取り組もうとしてたんだけど、そこにはかなり重い政治的内容を持たせてたんだ。そうしたら、曲がりくねったルートに入ってしまって公開禁止になったんだよ」と語っている。
ジュリアン・カサブランカスは、どういった存在が彼らのビデオを差し止めたのかについては詳細を明かしていない。“OBLIVIUS”はバンドが新EP『フューチャー・プレゼント・パスト』に収録した新曲3曲のうちの1曲で、ウォール・ストリートへの言及や「What side are you standing on?(お前はどちら側に立ってるんだ?)」といった歌詞を含んでいる。
その代わりとして、バンドは“’Threat of Joy”のビデオを撮影したという。
ジュリアン・カサブランカスは、自身のレーベル「カルト・レコーズ」から音楽をリリースすることについて語り、このEPに続いてアルバムが出る可能性も示唆している。
「俺たちはしばらく何も出していなかったし、皆は何かちょっと軽いものが欲しかったんじゃないかな。3曲は大した量じゃないわけでさ、将来的にアルバムを出す前のちょっとしたおまじないみたいなものさ」とゼイン・ロウに対して語っている。
大規模なショウで演奏することについて尋ねられたジュリアン・カサブランカスは、「俺が話をした98%のミュージシャン」は、音楽フェスティバルで演奏することが好きではないそうで、彼としては「人がまばらなバーで突然演奏する」ほうが好きだと発言している。
ザ・ストロークスが先週発表した『フューチャー・プレゼント・パスト』は、2013年の『カムダウン・マシン』以来のリリースとなっている。
ジュリアン・カサブランカスのインタヴュー音源はこちらから。
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